遺伝で決まりやすい身体的特徴や才能は?

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赤ちゃんを連れていると、『あら、ママにそっくりね』などと声をかけられることは多いですよね。

顔はパパ似・ママ似が一番わかりやすい部分ですが、他にも遺伝で決まることはたくさんあります。

『えっ、こんなことまで遺伝で決まるの!?』とびっくりしてしまうような身体的特徴や才能をご紹介します。



髪の量

髪の量、つまり薄毛になるか否かはかなりの確率で遺伝します。
男性は特に『親父がハゲだから、俺もハゲるかも』と心配する方が多いようですね。

ですが意外なことに、薄毛は母方から遺伝する要素です。
脱毛症を引き起こす受容体遺伝子をもつX染色体は、母親から受け継ぐものだからです。
母方の祖父や母の兄弟などに薄毛の人がいたら要注意です。
また、女性はX遺伝子同士が打ち消しあうため、薄毛になりにくいと言われています。

他にも髪の色や天然パーマなどが遺伝しやすい要素です。

歯並び

子どもの歯並びは、3割ほどが遺伝的要素で決まると言われています。
と言っても歯並びそのものが遺伝するわけではなく、顎の大きさや歯の大きさなどが遺伝することで、結果的に親と同じような歯並びになるということです。

あとの7割は生活環境で決まります。
食生活や日々の姿勢、歯磨き習慣などが影響します。

ですが、この生活環境にも親の影響が出てきます。
たとえば歯磨きをきっちりしなかったり、舌を出す癖があったりすると、子どもも真似をしますよね。
結果的に、親と同じような口腔内の問題を抱えることになってしまいます。

歯並びの悪さが遺伝するのではないかと心配な親御さんは、生活環境をきっちり整えてあげましょう。

鼻の高さ

男性でも女性でも、鼻が高くてきれいな形をしていると、それだけで顔立ちが整って見えますよね。
鼻の高さは、顔のパーツの中でも特に遺伝の影響を受けやすい部分です。
両親だけでなく、祖父母に似るケースも多いです。

というのも、鼻の高さは人種的な違いがあるからです。
寒冷地に長く住んできた人種は大きくて高い鼻、暑い地域ではその逆の鼻になるよう進化を遂げてきました。
両親ともに寒冷地出身であれば、高い鼻を受け継ぎやすいということですね。

他にも、鼻の穴が横に広いか縦に広いか、鼻の幅が狭いか広いかなども遺伝しやすいようです。

文才

親は子どもについつい『勉強しなさい』と言いがち。
特に自分が苦手だった分野について、子どもにはしっかり勉強させようという親御さんが多いのではないでしょうか。

ですが、親が文章を書くのが苦手だった場合、子どもに上手な文章を書けというのは酷な話。
なぜなら文章を論理的に組み立てる能力・つまり文才は遺伝で決まる可能性が非常に高いからです。
80%以上が遺伝するというデータもあります。

両親ともに文章を書くのが苦手な場合、子どももそうなる可能性は非常に高いというわけですね。

性格

性格も遺伝的要素がかなり大きい部分です。
神経質、おおらか、面倒くさがり、几帳面…親と似ているなと思う部分はありませんか?
また、子どもの性格が自分に似てきたなと思う部分はありませんか?

同じ環境で生活しているんだから、似てくるのは当たり前…と思う方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、別々の環境で育った一卵性双生児の性格がそっくりだったという研究結果があります。
つまり、性格は生活環境ではなく、遺伝で決まる部分が非常に大きいのです。

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