可愛い我が子には、大人になっても困らないように色々な「力」を身に付けさせたいのが親心。
「学力」「体力」はもちろんですが、大人になって社会に出た時に困らないためにも「生きる力(生活力)」「社会力」も欲しいところ。
これらは学校で授業を受けているだけでは身に付きません。
普段の親との生活の中で身に付けられることが沢山あるんです!
今回は、子供の将来のために親子でやっておきたい事をご紹介します。
サバイバル力が身につく?「キャンプ」
電気やガス・水道などスイッチを押せばすぐに使える便利な時代。
ですが震災などの予期せぬ災害時など、これらのライフラインが数日使えなくなってしまう可能性もあります。
そんな時にも対応できる人間に育てるためには「キャンプ」が一番!
火をおこしてお湯を沸かしたり、飯ごう炊さんでご飯・カレーなどの料理を作ったりするのはもちろん、テントを立てて寝袋で寝るという経験は子供の頃からぜひやらせたいところ。
さらに、懐中電灯の光を頼りに足場の悪い所を歩く、仮設トイレを使うなどの経験は災害時への対応力が身に付きますよ。
農業への理解を身に付けよう!「農業体験」
マンションやアパート、都市部に住んでいると田んぼや畑で農作物を作る経験や光景を見ることはなかなかないと思います。
ですが普段口にしているお米や野菜がどうやって作られているかを知ることはとっても重要!
農家の皆さんに感謝をしつつ、食材を大事に思う心も育ちます。
田植え体験は学校でもするかもしれませんが、それは1日たった数時間のこと。
出来れば小中学生のうちは何度か農業体験をする機会を持つことをオススメします!
どの自治体も、春~秋の間に何度か農業体験を行っているところが多く、特に夏休みは親子イベントが開催されることも。
田植えや果実の受粉、芋掘りはもちろん、ブルーベリーやイチゴ狩りなどと組み合わせた体験ツアーも行われているので楽しみながら農業に触れられますよ。
幼児の頃は泥んこ遊びで親しんだ「土」も、大きくなると段々触れなくなってくるもの。
年に1度は触れる機会を持ってみませんか?
学校では教えてくれない!「冠婚葬祭マナー」
日本ではとにかく重要視される「冠婚葬祭」マナー。
たとえば、結婚式に呼ばれて初めて「テーブルマナー」に触れた方も多いのではないでしょうか?
中には大人になるまで結婚式に出た事がない!という方もいらっしゃるかもしれませんね。
スプーンやフォークは外側から使う、中座の時はナフキンを席に置いておくなど、こういったテーブルマナーは学校では教えてもらえません。
つまり家庭で教えない限りは、社会に出るまで知る機会がないということ。
子供のうちに結婚式に呼ばれる機会があれば、その時に教えましょう。
結婚式が無い場合は、少し格式の高いお店に家族で行ってみるのもいいですね。
時折、ホテルでも子供向けのテーブルマナー講座など行っていますよ。
「お葬式」も同様です。
子供にとっては退屈な時間かもしれませんが、服装や言葉のマナー、お線香の立て方、お焼香の仕方などは小中学生のうちに知っておきたいもの。
宗派や家によって多少の違いはありますが、基本的な流れだけでも親御さんから教えておくといいですね。
地図を読む力をつけよう!「徒歩・自転車で出かける」
最近の自動車やスマートフォンには位置を知らせてくれる「ナビゲーションシステム」がついていて出かける時にはとっても便利ですよね。
その影響からか、最近の若い社会人の中には、「地図が読めない」「何度も行っているのに行き先を覚えられない」という方が増えているんだそうです。
営業職などのビジネスマンが使う社用車の中には、ナビがついていない車もまだまだ多くあるので、地図や看板を頼りにして取引先に行かなければならないことも。
将来困らないためにも、子供のうちから「方向感覚」を養わせたいですよね。
そのためにぜひやりたいのが、「徒歩・自転車で目的地に向かう」。
市(町村)内のどこかを目的地にして、自宅からどのように行くのか、地図だけを持っていざ出発!
子供だけでも冒険っぽくて楽しそうですが、やはり安全のために大人が1人は付き添いましょう。
公共交通機関を使って出かける
住んでいる場所によってはバスや電車が通っていなかったりして使う機会のない方もいるかもしれませんね。
ですが高校や大学、社会人になると必ずといっていいほど公共交通機関を使う事になります。
普段は車通勤でも、出張などで電車やバスを使う事もあります。
大人になって切符売り場や乗り場、乗り換えで迷ってしまう事の無いように、子供の頃から親子で交通機関を使って出かける機会を持つことをオススメします!
出来れば乗り換えのあるような場所だといいですね。
普段は車で帰省している人も、電車やバスを乗り継いで行ってみるのもまた違った気分になれて楽しいですよ。
予算に余裕があれば、新幹線や飛行機の旅もいいですね。
いかがでしたか?
もしかしたら皆様それぞれに、「子供の時やっておけばよかった!」という経験が何かしらあるかもしれませんね。
ぜひお子さんの将来の財産になるような経験を一緒に楽しんで下さいね。