長子・第一子を育てる際に気をつけたいポイント

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長子・第一子は文字通り、最初に生まれてくる赤ちゃんのこと。

最初の子どもですから、親の期待と愛情をめいっぱい受けて育つ位置にいます。

下に弟や妹が生まれてくると頼れる存在になってくれることも。

それだけに、長子は親から『しっかり者』であることを求められがちです。

長子を育てる時、頭の片隅に置いておいて欲しいポイントをご紹介します。



生真面目になりすぎない

初めての育児は、パパにとってもママにとっても緊張の連続です。
育児書を読んだり、育児番組を見たり、いろんなところから情報を仕入れます。
そして、そのマニュアルどおりに育児をすすめようとしてしまいがち。
育児書などはあくまでも育ち方の目安なのですが、そこから我が子が外れると『この子は発達が遅いのでは!?』と不安になるママもいるようです。

子どもの育ち方は千差万別。
育児書に書いてあることをうのみにして、我が子の日々の変化を見逃さないようにしましょう。
親が神経質になっていると、子どもも神経質に育ってしまいます。

親の理想を押し付けない

『子どもが生まれたら、あんな習い事をさせよう、こんな職業についてほしい…』
生まれる前からそう思い描いていたママもいるのでは?
ですが、親の理想どおりの生き方を子どもに押し付けるのはやめましょう。

長子は特に親の理想を押し付けられがち。
親の言うままに進学先を選び、職業を選び、結婚相手まで親の言うがまま。
自分で物事の選択ができない人間に育ってしまいます。

理想を押し付けるのではなく、子どもが自分のことを選択するのに必要な手助けをするようにしましょう。

「お兄ちゃん・お姉ちゃんでしょ」は禁句

弟や妹ができると、長子はお兄ちゃん・お姉ちゃんとしての役割を求められるようになります。
親が大変な時に下の子の面倒を見てくれたり、お手伝いをしてくれるのはとってもありがたいこと。
お手伝いをしてくれたら、しっかりお礼を言うようにしましょう。

ですが、「お兄ちゃんでしょ!お姉ちゃんでしょ!」という言葉で叱るのはよくありません。
長子にしてみれば、好きでお兄ちゃん・お姉ちゃんになったわけではないのです。
兄弟喧嘩の仲裁に入る時などに言ってしまいがちな言葉なので、注意してくださいね。

時には思い切り甘やかす

最初の子である長子は、一人っ子であるうちは親の愛情を独占しています。
それが下の子が生まれた途端、親の愛情は下の子へ向いてしまう…。
親にはそんなつもりがなくても、長子は内心辛い思いを抱えているものです。

時には長子と親のふたりきりになれる機会を作り、思い切り甘えさせてあげましょう。
スキンシップもたっぷりとってあげてくださいね。

自主性を尊重する

すべての長子に当てはまるわけではないですが、長子は何をするにも『親の言うことをきく』傾向があります。
何か選択しなければならない場面で親が先回りをしたり、親が親の意見を長子に押し付けてしまうためです。
そのため冒険をせず、大きな決断を迫られると無難な方を選択するようになってしまいます。
もちろんこれは、言い換えれば堅実という長所にもなりえるわけですが…。

長子が自分で自分にまつわる選択ができるようになるためには、親が自主性を尊重してあげる必要があります。
つい世話を焼きたくなるのを我慢して、長子自身の選択に委ねましょう。

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