北斗晶さんだけではない!乳がんを公表した5人の有名人

3,873 views

タレントの北斗晶さんが、乳がんで右乳房全摘出手術を受けました。がんは治療できる病気と言われるようになってから、本人への告知が行われ、本人が乳がんであることを公表する例も増えました。ここでは乳がんを公表した有名人についてお伝えします。



何度か温存手術をして死亡…田中好子さん

これまでたくさんの女性が乳がんの告知を受け、治療しています。厚生労働省の統計によると、日本人女性ののうち乳がんにかかるのは12人に1人。2013年に乳がんで死亡したのは、13,148人だそうです。女優さんも例外ではありません。

【田中好子さんの場合】
女優の田中好子さんは、36歳で左乳房に乳がんを発症。
腫瘍だけを切除する乳房温存手術を受けました。
その後、毎年3回程度の検診を受け、再発と温存手術を何度か繰り返し、右乳房の腫瘍を切除する手術などを経て、19年間の闘病の末、55歳で死亡。
温存した乳腺から、がんが再発し、肺や肝臓へ転移してしまったようです。
転移してからは、わずか2カ月でなくなってしまったことは驚きです。
乳房の温存と再発のリスク。
女性として難しい選択です。

http://www.nyuugan-info.com/1.10.html

早期発見で温存手術により治癒…山田邦子さん

乳がんは自分で発見できる数少ないがんです。毎月丁寧に自己検診する事で小さなしこりを発見できる可能性があります。早期に発見できれば、およそ90%の確率で治癒できるそうです。

【山田邦子さんの場合】
タレントの山田邦子さんは、47歳で、偶然ゲスト出演したテレビ番組の自己検診でしこりのようなものを発見しました。
その後精密検査を受け、左右の胸に早期の乳がんを3つも発見。
運良く早期のがんだったので、乳房を温存したまま、2回の手術でがんを全て摘出して治癒しました。
元気な山田邦子さんを見ると、自己診断の大切さを改めて感じます。

https://breastcare.jp/breast.html

遺伝性のがん予防のため両乳房を切除…アンジェリーナ・ジョリーさん

乳がんや卵巣がんの内、「遺伝性」のものが、5~10%あるそうです。遺伝子「BRCA1」や「BRCA2」が変異して乳がんや卵巣がんを発症するので、親から子に50%の確率で遺伝するようです。この遺伝子異常を親から受け継いでしまうと、通常の10倍の確率で、がんを発症してしまうそうです。家族のがん既往歴などから「BRCA1」や「BRCA2」の変異が疑われる場合は、カウンセリングと遺伝子検査を受け、確定診断をすることができるそうです。

【アンジェリーナ・ジョリーさんの場合】
女優のアンジェリーナ・ジョリーさんは、遺伝子検査で遺伝子「BRCA1」に変異を発見。
乳がんになる可能性が87%という診断を受け、2013年に両方の乳房を切除。
さらに2015年には卵巣も摘出しました。
健康なのに、家族と自分の将来のために、生きるためとは言え、なかなか決断できることではないです。
がん予防のために乳房や卵巣をとってしまうという選択肢もあることを初めて知りました。

http://gan-mag.com/wmn/2239.html

全摘出同時再建手術…小林アナさん

2012年から2014年にかけて、乳がんによって切除した乳房を再建する手術が段階的に保険適用になりました。このことで、乳がんの手術と乳房再建を同時に行う人が増えているようです。これまでの死なないことに重点を置いた全摘出は、乳房を失い精神的に大きなダメージを残すものでした。同時再建は、女性として心に大きな傷を負うことなく美しさを保ったままがんを取り除ける手術です。これが今までより安くできるようになったのは素晴らしいことだと思います。

【小林アナさんの場合】
元アナウンサーでお笑い芸人の小林アナさんは、自治体の検診をきっかけに初期の乳がんを発見。
全摘出と同時再建手術を受け、治癒。
右胸の乳がんの手術と同時に左胸の美容豊胸手術も受け、手術前よりきれいになったとのことです。

http://ameblo.jp/kobayashiana/entry-11565997783.html

温存手術を選択し治癒…アグネス・チャンさん

乳がん検診を受ける人は徐々に増えていますが、2013年の国民生活基礎調査では40から69歳の女性の内、過去1年間に乳がん検診を受けたのは34.2%で、まだまだ少ない割合にとどまっています。

【アグネス・チャンさんの場合】
歌手のアグネス・チャンさんは、自宅で横になっていて右胸にしこりを発見。
すぐに検査を受け、初期の乳がんであることがわかりました。
「粘液がん」という乳がんとしては珍しいものだったそうです。 
最初は転移の可能性を恐れて乳房全切除を希望しましたが、医師と相談の結果温存手術を受けました。
自宅で早期に発見できたことと、発見から手術までわずか13日というスピード治療のおかげで、今も元気に活動しています。

2cm以下の早期がんは約90%の確率で治癒でき、1cmのがんは1年半で2cmになるそうです。女性のかかるがんとして最も多い乳がん。私はだいじょうぶとか私には関係ないということはありません。かわいいわが子をママのいない子にしてしまわないために、毎月の自己検診を実行して、1年に1度の画像検診を受診しましょう。

https://www.team-med.jp/archives/active/interview_agunesu

こんな記事も読まれています