芸能人の相次ぐ病気や訃報で注目を浴びつつある「がん検診」「人間ドック」。
実は20代・30代の定期検診受診率って意外に低いんです。
「まだ若いし大丈夫」と思っていても、気が付いたら手遅れ!なんて事は避けたいですよね。
特にガンは若いほど進行が早く、見つかった時にはもう末期だったというケースも。
今回は女性、特にママが普段から気を付けたい健康・体調管理についてご紹介します。
月経周期や基礎体温の乱れ
女性特有の生理現象である月経。だいたい28日~35日おきにやってきます。
妊娠や体調管理のために基礎体温を付けている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
最近ではスマホアプリで簡単につけられるようになっていますね。
実はこの基礎体温は自分の体調を把握するのにぴったり。
高温期と低温期がちゃんとはっきりしているか、月経周期がほぼ一定かどうかを知る事で、自分の体と向き合えるのです。
もし月経前でもないのに不正出血があったら異常のサイン。
また、月経の量がいつもより多いor少ない、期間が長いor短いなど、普段と違う様子であれば早めに婦人科を受診しましょう。
胸の張りや痛み
月経前でもないのに何だか胸が痛い、張っている気がする、しこりがあるような気がする……というのは要注意。
授乳期間の方以外は、それらの症状はもしかしたら病気のサインかもしれません。
乳腺炎や乳がん、乳腺のう胞など、おっぱいにまつわる病気はさまざま。
普段から自宅で出来る触診などセルフチェックをしたり、自治体の補助券などを使って乳がん検診などを積極的に受けるようにしましょう。
自治体によっては30歳、40歳から補助が受けられますよ。
歯磨きだけで大丈夫?歯の健康
妊娠を考え始めた頃から虫歯治療や歯のケアに気をつかうようになった方も多いはず。
それだけ「虫歯」「歯周病」は健康をおびやかす怖いものなのです。
特に歯周病は歯を失うどころか、妊娠中の女性にとっては早産を引き起こす可能性のある病気。
今後も妊娠を考えている方や、もう子供は作らないけれど歯を健康に保ちたい人は、毎日の歯磨きはもちろん、定期的に歯科クリニックにかかることをオススメします。
最低でも2か月に1度は通いたいところ。
歯磨きだけでは取りきれない汚れや歯石除去もしてもらえますよ。
また、子供に虫歯菌や歯周病菌をうつさないようにする予防行為にもなります。
いつまでも美しく健康な歯を保ちたいですね。
放っておくと怖い?頭痛・肩こり
デスクワーク中心の仕事をしていると段々感じるようになる頭痛・肩こり。
更にママは育児で抱っこや授乳、添い乳をすることで体に負担がかかり、これらの症状が重くなる方もいらっしゃいます。
「たまにパパに肩もみしてもらってるから大丈夫」「お風呂に入れば大丈夫」
という方は要注意!
頭痛・肩こりは放っておくとなかなか治らない慢性のものになってしまいます。
特に女性に多い偏頭痛は血管の収縮によるもの。
肩や首の血行が悪いことで引き起こされているかもしれないのです。
最近頭痛や肩こりがひどいな……という方には女性向けのマッサージや温泉施設でゆっくり体をほぐしたり、適度な運動をするなど血の巡りが良くする行動がおすすめ。
特に赤ちゃんのうちは抱っこひもで肩に負担がかかります。
家に帰ったら子供と大の字で床にごろごろ、体をリラックスさせるなどして下さいね。
便秘・下痢などお腹の症状
女性は月経周期に合わせた女性ホルモンの関係で便秘や下痢を起こしやすいと言われています。
月経前は便秘気味、期間中は下し気味……という方も多いのではないでしょうか。
ですが、月経周期とは関係なく便秘が続いたり下痢を繰り返している場合は要注意。
自律神経の乱れや胃腸の病気が隠れているかもしれません。
主にストレスが原因で引き起こされる過敏性大腸炎の可能性もあります。
また、育児中はご飯をゆっくり噛んで食べる暇もないなど、胃腸に負担がかかりがちです。
便秘や下痢は放っておくと体のあちこちに不調が出てきます。
頭痛や目まい、食欲減退や吐き気などにもつながり、日常生活がままならないことも……
自律神経の乱れからくる症状は、なるべく早めに対処する事が大切です。
育児中はなかなかゆっくりする時間はとりにくいですが、休日にパパや実家に見てもらう、一時預かりを利用するなどして自分だけの時間を作り、お風呂にゆっくり浸かるなど体を労わるようにしましょう。
いかがでしたか?
特に育児中のママは病院に行く時間なんてない!というぐらい忙しいもの。
ですが健康あってこその家族との人生、普段から規則正しい食生活やセルフケアなど、自分の体を大事にして過ごして下さいね。