小学校にあがる前にできるようになっておくべきことはいろいろとあります。自分の名前を読めれば大丈夫という説もありますが、園生活と学校ではやはり全く違うものです。少しずつでいいので、まだ小学生にならないうちに、できるようにしておいた方がいいことを5つ紹介しようと思います。
ひらがなをある程度読める
自分の名前だけでなく、50音はできるだけすべて読めるようにしておくのがいいでしょう。書くことができると、なおさらいいですね。特に女の子は、お友達にお手紙を書いたりすることも好きで、年中くらいからある程度ひらがなを書くことができる子もいます。どちらかというと男の子の方が、書いたり読んだりするのは女の子に比べると遅いかもしれませんが、まだ入学する前に少しずつでも身につけられるといいですね。もちろん、ママが必死になって教えようとして、覚えられないことにイライラしてしまってはいけません。子供が興味を持たないとなかなか難しいことなので、無理に教えようとはせず、少しずつ絵本などを利用しながら身につけさせてあげられるといいですね。
数がわかる
年長だと1から10までは数えられる子がほとんどでしょう。それができたらもう少し大きい数まで覚えられるといいですね。20まで数えられたら、今度は30までなど、お風呂に入りながらでもいいですし、一緒にかくれんぼをしながらでもいいです。小学校に入ると、すぐに足し算も習うようになるので、ある程度数字を知っておいた方が、計算が身につくのも早いかもしれません。
生活リズムを整える
保育園や幼稚園は、学校に比べると登園もゆっくりなので、起きる時間や寝る時間も少しくらい遅くても大丈夫ですよね。しかし、小学校に通い出すと、早起きすることも大切になってきます。小学校に入る前の春休みなどを利用して、しっかり早寝早起きの習慣を身につけるようにしましょう。いきなり「はい、寝よう!」と言ってお布団に入ってもなかなか寝付けるものではないので、まず、早起きをすることから始めましょう。小学生になったら、何時に家を出るのかということから逆算して、何時に起きたらいいかを決めて、その時間に起きるようにしましょう。早く起きれば、自然と寝る時間も早くなるものです。早寝早起き、朝ごはんの習慣をしっかりつけてあげましょうね。
食事マナーに気を付ける
保育園や幼稚園では、先生が食事の仕方などをひとりひとり見てくれたり、お箸の持ち方やマナーなども丁寧に教えてくれたりすることもあるでしょう。しかし、小学生になるとそうはいきません。先生がひとりひとりの食事マナーを見てくれるわけではないので、学校にあがる前に家でも注意して見てあげましょう。お箸の持ち方や、おちゃわんの持ち方、くちゃくちゃ音を立てていないか、ひじをついていないかなど、見てあげてくださいね。食事マナーは将来大人になってから、とても大切なことです。小さいうちからしっかりとしたマナーが身につくといいですね。
基礎体力
今までやっていなかった運動をいきなりしろとは言いません。しかし、小学校までは、基本的に歩いて通うことがほとんどなので、学校まで毎日しっかり登下校する体力は必要です。小学校まで近い場合は心配ないかもしれませんが、少し距離がある場合などは、小学校に入る前に、何度か一緒に歩いてみたりして、練習するといいですね。重たいランドセルをかついで毎日歩くわけですから、園にいるときより体力も使いますし、慣れるまでは、ぐったりして帰ってくることもあるかもしれませんね。少しずつ体力もついていくので、夏休み前には慣れる子が多いようです。