四季に恵まれた私たちは、季節の移り変わりを歌でお迎えすることがありますよね。
赤とんぼが飛んでいる、葉っぱが色づき始める・・・。
子供の感性を豊かにしてくれる歌の、今回は秋を感じさせてくれるものを5つピックアップしてみました。
3つはお馴染みの童謡から。曲が短い童謡は子どもも覚えやすく、また童謡には大人にも心を穏やかにしリラクゼーションの効果があるそうです。
2つは大人がちょっと泣ける秋の歌です。
●もみじ
“秋の夕日に 照る山もみじ 濃いも薄いも数ある中に”
秋の歌の定番ですね。色づいた山の様子が美しい言葉で表現されています。
小さい子どもにはわかりずらいかもしれないので、情景がわかる絵や写真を一緒に見ながら聞いたり歌ったりすると一層心に入って来そうですね。
●どんぐりころころ
“どんぐりころころ どんぶりこ お池にはまってさあ大変”
結末が気になる歌ですが、そこが想像力をかき立てられていいのかも。
歌詞もメロディも可愛らしくて子どももすぐに覚えそうですね。
どんぐりころころ「どんぐりこ」と歌ってしまいそうですが、それもまた可愛い♪
●虫のこえ
“あれ まつむしが ないている チンチロチンチロチンチロリン”
虫の鳴き声を聞いて、「リーンリンリン」と合わせたことはありませんか?
実はこれ、西洋人にはあまりないことのようです。
なぜなら、虫の鳴き声を右脳で聴き取る西洋人にとっては雑音として処理されるのだそう。
日本人は言語脳である左脳で聴き取るので虫の鳴き声は「言葉」として入ってくるそうなんですよ。
夏は蝉の声、秋は鈴虫・コオロギの大合奏を雑音として聞くと夜などうるさくてたまらないですね。
虫の声を言葉として左脳で聴き取る訓練のためにも、この歌はおすすめです^^
●秋ものがたり
“それはとてもお人好しのつばめの物語 夏が過ぎたの知らずにいて凍えたつばめがいた”
ツバメは秋が来る前に南へ帰るはずなのに、どうして帰らなかったのだろう・・・。
元はフランスの曲で、ツバメではなくイルカと女の子のことを歌っている曲。
NHKのみんなの歌で尾崎紀世彦さんが歌われすごく評判になった曲ですが、みんなのうた大全集に収められている「秋ものがたり」を歌っているのは尾崎さんではないそうです。
アニメーションとともに是非聴いてほしい曲です。
●小さな木の実
“坊や 強く生きるんだ 広いこの世界お前のもの ことしまた秋がくると木の実はささやくパパの言葉”
原曲はビゼーの【美しきパースの娘】。
日本語の作詞を手がけた海野洋司は、元となった詩を書くとき自分の子どもに
「どうか、たとえひとりぼっちになっても、希望を持ってこの素晴らしい世界を強く生きていって欲しい。」
という願いを込めていたそうです。
何度聴いても涙が出てしまいます。
幼い頃聴いた歌は、大人になって思い出して聞くと心が洗われ確かに癒されますね。
お子さんにも将来そんな音楽がいっぱい出来るといいですね♪