結婚が決まると入籍や結婚式に向けて結婚指輪(マリッジリング)を探し始めますね。エタニティリングやひねりがあるもの、小さいダイヤが一粒入っているものなど色々あります。どれも可愛いいけど「実際の使い心地ってどうなんだろう?」って疑問に思うはず!
デザインも大切だけれど土台の素材を何にするかも確認しておきたいところ。
ここでは結婚指輪でよく使用されているプラチナやホワイトゴールド、ピンクゴールドなどの素材について説明します。
1 結婚指輪はプラチナではないとダメ?
いつから日本でプラチナが結婚指輪の主流になったのかは定かではありません。ただ、今上天皇と美智子皇后のご成婚時、美智子様がプラチナとダイヤのティアラを付けており、プラチナ人気が最高潮に達したと言われています。
アメリカやヨーロッパではゴールド系の方が人気があるそうです。
では、プラチナが採用されるのはなぜなのか。理由はいくつかあるので次の項目で説明していきます。
2 プラチナの長所
プラチナが選ばれる理由の1つ目が“変色しない”ことです。みなさん1つはシルバーアクセサリーを持っていると思います。使い始めは綺麗ですが、ほっておくと輝きが曇ってきますよね。それに比べプラチナは安定性の高い金属なので、変色したり変質したりする心配がないのです。その“曇らず輝き続ける”という所が結婚指輪の素材としてピッタリというわけです。
2つ目は“ダイヤとの相性の良さ”。プラチナは白い色のため宝石の色の邪魔をすることがありません。ダイヤは無色透明なので相性がいいというわけです。
3つ目は“金属アレルギーを起こしにくいこと”。全く起こさないとは言い切れませんが、プラチナは素材自体が安定した金属なので化学反応を起きにくく、アレルギーを起こしにくいようです。
http://www.filondor.com/knowledge/platinum-white-gold/
3 プラチナの選び方
どの素材でも毎日のようにつけていれば必然的に傷はつきますね。プラチナも同様に傷つきます。プラチナはもともと素材自体柔らかい金属のためプラチナのみでの加工はされず、他の金属を配合して耐久性を高めているのです。プラチナの純度が高いほど傷つきやすいと言われています。
Pt950とPt900共に利点は変わりません。強度は純度が低い分Pt900の方が高いです。自分たちの予算やこだわりに合った方を選ぶといいでしょう。もし傷のことがどうしても気になるのなら“ハードプラチナ”と呼ばれるものを選ぶといいですね。
※Pt950とPt900が利用されている理由は何か。理由の1つは外国ではプラチナジュエリーは「Pt950以上にすること」という法律があることです。この法律のため海外ブランドのプラチナジュエリーはPt950以上のものになります。理由の2つ目は、Pt900は作る際一番トラブルが少ないことです。ちなみにハードプラチナは作る際の扱いが難しいそうです。
http://izuru.biz/marriagering/choice/pt900.html
4 ホワイトゴールド
ホワイトゴールドの長所は“プラチナに比べお手頃な値段”ということと、“プラチナのような白い輝き”があり、“自然と変色するということはない”ことです。
ただ、ホワイトゴールドはゴールドにメッキをして出来ているため、長年の愛用でぶつけたり、こすったりの末、メッキがはがれ地の色がでてくることがあります。その際は再びメッキをする必要があります。
※ゴールド素材を選ぶときは18Kを選ぶと安心です。24Kですと純度は高いですが耐久性が落ちます。
http://izuru.biz/choice/7685.html
5 ピンクゴールド
肌なじみの良いピンクゴールド。優しい雰囲気がでて素敵なジュエリーの1つです。
ピンクゴールドの長所は“プラチナに比べてお値段がお手軽”であること、“変形しにくいこと”です。ピンクゴールドはプラチナやシルバーゴールドより強度が高いです。
短所はゴールドに銅や銀を配合しているため長年つけていると“多少色の変化がある”ことです。ただ、変化と言っても酸化でピンク味が強くなる程度とされています。
また、銅を多く含み素材が硬いため“サイズ直しが難しい”です。ブランドによってはサイズ直し不可もあります。
※ブランドによってはメッキでピンクゴールドにしている物もあります。そうしたものはメッキがはがれてきたとき地の色が見えてしまうので再びメッキをする必要があります。
http://wedding-note.jp/wedding-ring-of-the-gold-1932