マタニティーマークとは?あなたはつける派?つけない派?

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妊娠して母子手帳をもらうと、マタニティーマークがついたキーホルダーやシールを一緒にもらえると思います。妊娠の嬉しさから、今すぐにでも世間様に公表したいぜ~と、マタニティーマークを車やカバンにつけようとしたものの・・・友人のちょっと嫌な体験談を思い出し、躊躇した私。そもそも、なんでマタニティーマークなんてつけるようになったのかな?と基本から振り返ってみることにしました。

マタニティーマークの目的

 厚生労働省によると、マタニティーマークには次のような目的があるそうです。
・妊産婦が交通機関などを使う時に、周囲が配慮しやすいように。
・社会が妊産婦にやさしい環境づくりをすすめることを推進するために。
 特に、妊娠初期は外見から妊娠していることが判別できないけれども、赤ちゃんの成長やお母さんの健康維持には非常に重要な時期ということで、マタニティーマークをつけることが勧められているようです。このマタニティーマークをつけるかどうか悩むきっかけとなった友人の話を紹介します。

友人の体験談①

 カバンにマタニティーマークをつけて電車通勤していたら、たまたま職場の上司と同じ車両になった友人。働きながら2人の子どもを成人させた女性上司から言われたのは、「そんなのつけていると、周りが気を遣う。自分が1時間早い電車に乗ったら、座れるよ。」と。まぁ、確かに・・・と思う部分もあるけれど、なんだか言われた方は悲しかったと言っていました。それでも、通勤途中で気分が悪くなったりした時のために、彼女はキーホルダーを付け続けたそうです。

友人の体験談②

 マタニティーマークが原因かどうかわかりませんが・・・車の後ろにマタニティーマークのステッカーを貼っていると、追い越し禁止車線でも後続の車に追い越されて、怖い目にあったと。彼女の運転歴は10年を超えているし、決してノロノロ運転ではないのに、マタニティーマークも若葉マークのように、他の運転手から見たら、ノロノロと運転しそうに見えるのかもしれません。結局、車の後ろにステッカーを貼る効果もよくわからないということで、シールを剥がした後は、特にこのような事はなかったそうです。

マタニティーマークはどう見える?

 こういう話を耳にしたことがあります。妊娠を心待ちにしている人や何らかの理由で子どもを授かることができない人にとって、マタニティーマークを目にするのは辛いと。私自身、ベビ待ち期間が6年もあったため、マタニティーマークをつけている人や妊婦さんを見るとうらやましく思ったものです。仕事で疲れている時には、「なんで私には授からないのに、あの人には・・・」と妬ましく思ったこともありました。
 また、通勤ラッシュ時に優先座席の前に、マタニティーマークをつけている人が経っていると、「席を譲ってくれ」と無言の主張をしているように見えるのかもしれません。

マタニティーマークを前に思うこと

 妊娠初期の大事な時期に、マタニティーマークをつけてお母さん自身や赤ちゃんを守ろうとすることは大事なことだと思います。ただ、「席を譲ってもらって当たり前。」とか「周りに配慮してもらって当然。」とか思ったり、それが態度に出たりする様な妊婦サマにはならないように気をつけたいものです。それに、妊婦を妬ましく思ったり、疎ましく思ったりする人もいるのだということは心に留めておきたいと思います。それらもふまえて、どうすれば赤ちゃんを守れるのか、母体の健康を守れるのか自分に適した方法で、無理なく妊娠生活を送っていただきたいと願います。

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