自分で考える子供を育てる3つの方法

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最近の子供は英語をスラスラと話せたり、ピアノが上手だったり、水泳で25mをスイスイ泳いだり・・・

本当に「できる子」が増えてきました。ですが、その反面、減少している子供もいます。それが「自分で考えられる」子です。

情報化社会で知りたいと思ったことがすぐに答えがでてくるので、ママやパパたちも知らないうちに考える前に調べていませんか?今回は次世代の子供たちに必要な能力「考える力」を育てる方法をご紹介します。



自分で考える子供たちが減少した背景

最近は、すべての身の回りのことを体や肌で感じ、感動し、そういう感動の経験から学ぶ・・・
というよりも、視覚や聴覚から興味を持ち、視覚や聴覚だけに頼って深く掘り下げていったり、教えられたりしたことから、あたかも「知っている」ような気分になってしまっている、という子どもが圧倒的に多い、のです。
まさに「バーチャル世代」とでもいうのでしょう。
しかし、実際には「知っている」というに過ぎず、それでは「見たことがある・聞いたことがある」という範疇を出ていない、とも言えるのです。

また、少子化に伴い親が子どもに手をかけすぎているのも理由のひとつです。
子どもが「なんでだろう」と疑問を持ったら、すぐに親が「それはね」と答えを導きだしてしまうケースが多いのです。
もちろん、親が手を差し伸べるのは決して悪いことではありません。
ですが、それをしすぎてしまうと何でも人を頼ってしまい、考える力が養わなくなってしまうのです。

http://www.madoka-smile.com/pages/8-jibundekangaeru-kodomo-wo-sodateru.html

考える力をなくす親の行動

こどもは好奇心の塊です。言葉を覚え、脳が発達している3歳~5歳の頃によるある「これなあに?」「あれはなんで?」と言った質問。
この時期の親の行動で子どもの考える力をなくしてしまう危険性があります。

その行動とは
こどもは気にしなくていいよ。なんでだろね。などと、質問をごまかしてしまう事。

忙しい時や自分でもわからない事を聞かれるとついつい「子供には関係のないことだよ」などといってごまかしてしまうことはありませんか?

また理由のない答えも危険です。
子どもが投げかける質問に「大人だからいいんだよ」「これは特別だからいいの」なんて言っていませんか?
この答えが決して悪いわけではありません。ですが、もしこのような答えならキチンと理由をくわえてあげましょう。
どうして大人だからいいのか、どうして特別なのか、キチンと理由を話すことが大切です。

https://happylifestyle.com/

自分で調べさせよう

ではどうすれば子どもの考える力がのびるのでしょうか?
その方法は実は簡単なのです。

まずはすべて親が教えるのではなく、子どもが疑問を持ったら「どうしてだと思う?」と言って一緒に考えてみましょう。

まだ考えるのが難しいようでしたら「こっちとこっち、どっちだと思う?」など2択にしてみるのもよいでしょう。
子どもの年齢によってヒントをだしたりしてサポートしてあげるのが親の役目です。

怒り方にも工夫を

普段注意する時の言葉にも、子どもの考える力を伸ばすヒントがあります。

たとえば、子どもが鉛筆を投げたとき、すかさず「何で鉛筆投げるの!」と怒ってはなりません。鉛筆を投げた腕を少しばかり強めに握り、淡々と低い声で「鉛筆は何に使うもの」と聞きしょう。

すると、「絵を描くもの」「字を書くもの」と答えるはず。そうしたら、「そうだよね、わかっているよね。だったらもう投げるのは止めようね」と言いましょう。

自分で出した答えなので今後、もう投げることはしません。このように、親が問いかけて、自分で考えさせる習慣をつけることも非常に大事です。

http://itmama.jp/2014/04/07/57719/

別の視点から物を見ることを教える

上の二つのことは、親がちょっと工夫すればすぐできることです。
それになれてきたら、次は「別の視点から物を考える」ことを教えましょう。
これができる子とできない子ではグッと想像力の幅が変わります。

たとえば、お友達が泣いていたら子どもに「こんな時、ヒーローならどうするかな?」など、第三者ならどうするか聞いてみましょう。
その第三者も、子どもの好きな戦隊ヒーロー・ヒロインや、アイドル、好きなキャラクターなど子どもが興味のあるものに例えるとわかりやすいです。

いつも熱心に見ているテレビアニメのヒーローや大好きなキャラクターの事は親よりも子どもの方が詳しいかもしれませんね。
そんなヒーローやキャラクターの気持ちなら、まだ幼い3歳くらいの子どもにも理解ができるはずです。

子どもは好奇心の塊です。考える力も十分あります。上手く答えが導き出せず、挫折するのも一つの経験。
まだ幼いうちからたくさんの経験をして考える力を育んでいきましょう。

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