「隣の芝生は青く見える」という言葉があるように、生きているとどうしても周りとくらべてしまってヘコんでしまう事ってありますよね。
友人やママ友が輝いて見えるのに、自分は何もない……って思っていませんか?
女性は20代以降になるとライフステージが目まぐるしく変わり、それに伴って人間関係も大きく変わるもの。
特に育児中の女性は社会から少し離れているため、世界や視野が狭くなりがちです。
今回は「ママ」となった女性が自信を持って過ごすためのコツをご紹介します。
孤独感を抱く前に外に出る
妊娠出産に伴って仕事を退職して専業主婦になる方も多いですよね。
産休育休中の方は「いずれ仕事に戻れる」という「所属・居場所への安心感」がありますが、専業主婦はなかなかそうはいきません。
特に友人の中で一番早く結婚出産したり、夫の仕事の都合で実家も遠い土地に住んでいる場合、頼りとなる人もなかなかいませんよね。
社会から離れている不安や、平日のほとんどを子供と二人きりで過ごす「密室育児」などで孤独感を抱くようになってしまうのです。
人は孤独を感じるとだんだんとマイナス思考になってしまい、子供にも悪影響を与えます。
近所の公園や児童館、親子で参加できるイベントなどに足を運び、人と話をする機会をなるべく作りましょう。
ちょっとした挨拶や、スタッフさんに育児の悩みや愚痴を話すだけでも心が軽くなりますよ。
「ママ」だって立派な社会の一員です。1人ではありませんよ。
社会から離れている事に焦らない
出産を機に仕事を辞めた方でも、「いずれまた働きたい」と思っている方は多いはず。
家計を支えるため、自分のキャリアアップのため、と理由は色々ありますよね。
ですが小さい子供を持っているママは以下のような不安と向き合わなければなりません。
「保育園に預けられるのだろうか」
「子供が病気になったらどうしよう」
「数年ブランクがあるがちゃんと働けるのだろうか」
「家事と両立できるのだろうか」
などなど、考えればキリがありませんよね。
特に待機児童が問題になっている昨今、「働いてないと保育園に入れられない」・「保育園に入ってないと雇われない」という負のスパイラルから壁にぶつかってしまい、社会復帰が出来ないのではと不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
そんな時は考え方をちょっと変えてみましょう。
「保育料を差し引くとあまり手元に残らないかも?」
「延長保育のある幼稚園に入れるまで待ってみてもいいかな」
「趣味のハンドメイド品を売ってみるのも楽しいかも!」
「専業主婦のうちに、資格の勉強をしよう!」
少し考え方を変えるだけで、選択肢はぐっと広がります。
最近では主婦の力を必要としている業界も増えています。
「すぐに保育園に入れて働かなきゃ!」と思わず、落ち着いた頃に動き出しても遅くはありません。
社会から離れているからといって価値が無いとは思わず、今のあなたに出来る事を少しずつやっていけばいいのです。
自由な友人が羨ましいのは今だけ!
SNSやメール、年賀状などで知ることの友人の近況。
海外旅行やライブ、オシャレな店での会食の様子を見て、
「私も行きたいのに、育児中だから出来ない、羨ましい」
って思う事はありませんか?
育児中はどうしても時間の制約がありなかなか自由な時間は取れないもの。
夜に出かける事も難しいですし、授乳中の方ならお酒を飲むことも出来ません。
ですがそれは子供が小さい数年のうちだけの話です。
子供が大きくなり、パパと一緒に留守番が出来るようになったりすれば、どんどんママの自由時間も増えてきます。
もちろん海外旅行だっていく事が出来ます。
子供にかかりきりの時期は人生の内のたった数年。
「数年経てば自由な時間が持てる」と思えば気が楽になりますよ。
ママ友と比べたって仕方がない
ママ友に対しては何となく「だらしない所は見せられない、いいところを見せよう」と思っていませんか?
園の行事や送り迎えの時にも化粧や服装、持ち物にも気をつかったり、SNSやブログにアップする写真も工夫したりと、毎日繰り返していると疲れてしまいますよね。
周りのママ達がきらきらして見えて、自分もそうならなくちゃ!って頑張るのは悪い事ではありませんが、自分のキャパシティを超えてまで頑張る必要はありません。
ママ友に関しては、「清潔感のある、身の丈に合ったファッションをする」「無駄な見栄を張らない」「自慢のネタを探さない、自分から言わない」のが一番。
もしかしたら周りのママ達も、同じように「よく見せなくちゃ」と無理しているかもしれませんよ。
そう思うと少し気が楽になりませんか?
自分のペースで、等身大でいい
雑誌やウェブ記事などの各種メディアで「ワーキングマザー」や「スーパー主婦」が取り上げられていると、そういった「すごいママ」を目指さないといけないのでは?と焦ってしまう事もあるかと思います。
ですが「すごいママ」は人それぞれ。
子供にとっては、自分の母親こそが「すごいママ」であり、一番なのです。
「専業主婦だから家事も育児も完璧にしなくちゃ」
「働いて家計を支えなきゃ」
「キレイでおしゃれなインテリアで料理上手なママにならなきゃ」
と周りを意識したように「~しなきゃ」と思わなくたっていいのです。
まずは人やメディアと比べて、今ある自分の幸せを考えてみませんか。
夫がいて、子供がいて、毎日ニコニコ過ごせる時間が少しでもあればそれが「幸せ」なんです。
周りとくらべず流されず、自分のペースで、ゆっくりでもプラスなことを考えて過ごして下さいね。