妊娠中は「子育てを楽しもう!」と前向きに思っていたのに、出産後は子育てに追われて疲労困憊なのが現実ですよね。
心身ともに疲れていると、ついネガティブな言葉ばかり出てしまう事ってありませんか?
ネガティブな言葉や気持ちは周りにも悪影響。
今回は子育て中のママがつい言いがちなNGワードについてご紹介します。
夫に対して「私だって疲れてるのに!」
「休日ぐらい、子供の面倒を見て欲しい」と夫に頼んだ時に、「仕事で疲れてるんだよ」と言われると、「私だって疲れてるのに!」とつい言いたくなってしまいますよね。
ですがこの言い方はNG。
喧嘩にもつながりやすいですし、まるで子育てを押し付け合っているようでお互い嫌な気持ちが残る言葉です。
育児も、外で働くことも、どちらも重労働。
外で働いていた経験のあるママならば、会社で働くのってとても神経を使う・疲れるという事は分かるはず。
特に日本では、男の人は更に仕事を任されがちなのでもっと神経を使っています。
そんな時は伝え方を少し変えてみるのがポイント。
「ちょっと本屋に行きたいから、2時間だけ見ていてもらえると嬉しいな」
「今日はゆっくりお風呂に入りたいんだけど、パパに入れてもらえると助かるな」
「昼間ちょっと息抜きしてきてもいいから、夕飯とお風呂はお願いしてもいい?」
とお願いしてみましょう。
男性は基本的に「察する」事が苦手です。
具体的な時間や、やって欲しい事を伝えると快諾してくれる事もありますよ。
妊婦さんに出産の痛み・苦しさばかりを伝えている
家族や周りの友人に妊婦さんがいると、出産の経験談を話す機会もありますよね。
そんな時、こんな話をしていませんか?
「陣痛が長いと眠れないよ~」
「分娩台に半日も乗ってて疲れた」
「立ち合いしていた夫は頼りにならない。邪魔だった!」
「出血が多くて数日動けなかった」……etc
確かに陣痛が始まって出産までの間は本当に「修羅場」と言わんばかりに大変ですよね。
数分おきにやってくる痛みに耐えながら、呼吸法など気を付けなければならない大仕事です。
ですがこれから出産を控えた妊婦さんに「痛い・苦しい・しんどい」というネガティブイメージばかりを受け付けてしまうのはあまりいい事ではありません。
妊婦さんも不安ばかりが募ってしまい、出産が来るのが怖い、と思ってしまいます。
体験談を話す時は、痛さや苦しさを伝えると同時に、
「こうすると少し和らいだよ」
「絶対にいつかは終わるよ、赤ちゃんに会えるよ」
「旦那さんにこうしてもらうと助かるよ」
とアドバイスを含めた、プラスなイメージを話してあげるといいですね。
女友達に「育児って大変!」ばかり話す
たまに息抜きで女友達と会ったり、メールしたりする機会もありますよね。
そんな時、近況報告がてらに「育児って本当大変!」みたいな話ばかりしていませんか?
「自分の時間が持てないし寝るのも食べるのもお風呂も満足に出来ない」
「外出なんて出来ない、旅行とか娯楽なんて出来ないよ」
「保育園に預けられなくて働けない」……etc
育児は確かに時間もエネルギーも子供に吸われているように感じますよね。
ですが、これから結婚や出産をする可能性のある周りの友人に、ネガティブな話ばかりするのはNG。
出産育児に対するイメージがネガティブなものになる事によって、「これから子供を持とう!」という気持ちがしぼんでしまいます。
特に少子化が叫ばれている日本。
子供を持つことを迷っている女性の背中を押せるように、ママ達が「育児って大変だけど、楽しいよ!」と明るく前向きに話す働きかけも必要です。
会社や面接などで子供の話題連発は悪印象
出産後しばらくして職場に復帰したり、新たに働き口を見つけようと面接に臨む方もいらっしゃるはず。
子供が小さいと残業や出張が出来なかったり、急病や行事でやむを得ず休む事も出てくるかと思います。
そんな時に真っ先に「子供がいるので~」と口にしてしまうのは実は悪印象。
子供がいるのを承知で、復帰や新たに雇用して受け入れてくれた職場ですから、ある程度の理解はあるかもしれません。
ですが事あるごとに「子供が……」と言うと、周りは「また子供自慢か」「また尻拭いか」と感じてしまいます。
なるべく職場では、子供の話題は控えめにしておきたいところ。
やむを得ず仕事に穴をあけてしまう事の多い働くお母さんならば、普段から上司や同僚の方への心遣いや信頼関係を築けるような会話をしていきたいところですね。
「子供がした事なので~」を親が言うのはNG!
外出先などで子供がうっかりこぼしたり、漏らしたりして汚してしまう事などがありますよね。
また、やんちゃな頃だとお店のものを壊してしまう、人にぶつかるなどの粗相もありがち。
ちょっと注意されてしまった時につい「子供がしたことですから」と言っていませんか?
この言葉を親が口にすると、NGどころか「常識知らず」として認定されてしまいます。
本来この言葉は「粗相をされた方」が言う言葉。
「子供がしたことですから、気にしないで下さい」と、お母さんに対して言う言葉なのです。
同様に「子供なんだから、(多少の粗相は)仕方ないじゃない!」と開き直るのもNG。
周りの目が子育てに厳しいと言われる昨今、原因の一部はこうした「開き直りママ」にあると言われていますので、気を付けたいところですね。
いかがでしたか?
育児中でもネガティブにならず、周りの気持ちを考えた言葉を口にしたいもの。
ポジティブな言葉や気持ちは、自然と周りも笑顔にしてくれますよ。