赤ちゃんのために大切なお母さんの食生活

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妊娠するとまず一番に気になってしまうのが、食生活。

妊娠中に食べてはいけないというものはごくわずかです。

でも食べる量や食べ方などには注意して、バランスのよく栄養をとりましょう。

妊婦さんの健康管理には、一緒に暮らす家族の協力が不可欠です。

家族で助け合いながら過ごしましょう。



妊娠中の食事のとり方のポイント

・不足しがちなビタミン・ミネラルを副菜でたっぷりと
・からだ作りの基礎となる主菜は適量を
・牛乳、乳製品などの多様な食品を組み合わせて
カルシウムを十分に
・妊娠中の体重増加はお母さんにとって望ましい量に
・ご飯などの主食で適量摂取を心がける

つわり期の食生活

つわりは早い人で4週頃から起こり、16週くらいにおさまることが多いですが、
出産まで続くこともあります。
症状には個人差があります。
つわり期の食生活ですが、食べられるものを食べられるだけ!で十分です。
空腹時にむかむかするという方はおにぎりなどを常に作り置きしておき、
何回にも分けて少しずつ食べると良いでしょう。
冷たいものや酸味のあるものが食べやすいという方が多いです。
気分転換することも大切。体調がすぐれないと家の中に閉じこもりがちです。
天気の良い日は少し散歩するなどして、うまく環境を変えて過ごしてみましょう。
単純にお腹をすかせることもよいかもしれません。

葉酸やカルシウムの摂り方

サプリメントなども出回っていますが、食べ物から摂るのが一番理想です。
葉酸は妊娠初期に十分にとっておくと、貧血予防や先天性神経管閉鎖障害の発生リスクを抑えることができます。
緑黄色野菜・豆類・レバーなどを上手に取り入れましょう。
カルシウムは赤ちゃんの骨格や歯の基礎を作ります。
絶対量が足りないとお母さんの分まで吸収してしまうので、
お母さんの骨がもろくなってしまうこともあります。
牛乳やヨーグルト、小魚がよいですね。
ビタミンDと一緒に摂取すると吸収がよいです。
しいたけやいわし、鮭なども一緒に食べると良いでしょう。

体重コントロール

食生活と並行して体重管理が大切です。
妊娠中の肥満は妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病、分娩時の大量出血などと、
母体を危険にさらします。
さらに肥満の場合、産道を圧迫し、狭くしてしまうので、赤ちゃんもとても苦しいです。
難産の可能性を高めてしまいます。
場合によっては帝王切開になることもありますので、
しっかりと体重をコントロールしていきましょう。

BMIで数値をチェック!

肥満度チェックの判定式としてBMIというものがあります。
妊娠前の体型をもとに、あなたの理想の妊娠体重がわかります。

妊娠前の体重÷(身長m×身長m)=BMI

BMI25.0以上→プラス5キロ
BMI18.5以上25.0未満→プラス7~12キロ
BMI18.5未満→プラス9~12キロ

以上が妊娠前からの目安の妊娠体重となります。
この目安を理想体重とし、しっかり管理していきましょう。

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