子供が「できない」と壁にぶつかることが出てきます。
こうした壁を乗り越えるには「自己肯定感」が必要だと言われています。
自己肯定感は、家庭の中で育てることが大事だそうです。
では、どうすれば子供の自己肯定感を高めてあげることができるでしょうか?
子供の話をきちんと聞く
子供は話を聞いてもらえるだけでも心が落ち着き、物事を整理できます。
なので、子供の話を真剣に聞くことによって、パパやママが
自分を認めてくれる存在だと感じられ、話したことを認めてくれることにより
自信が持てます。
これらの積み重ねが自己肯定感につながります。
子供が話し始めたら、キチンと向き合い、しっかり話を聞く姿勢をし、
共感してあげることが大切です。
親は「教えよう」としすぎず、笑顔でただ話を聞いて認めてあげましょう。
失敗ではなく成功に目を向ける
子供の自己肯定感は、結果ではなく、行動する過程を認められ、
「達成感」を感じることにより育ちます。
たとえ失敗しても、前向きに受けとめてもらえれば、
「ありのままの自分」に満足できた(頑張った)という達成感で自己肯定感は育っていきます。
「挑戦し、失敗を恐れず達成感を得る」ためには、親が失敗ではなく成功に目を向け、
叱ることよりほめることが多くなるように心がけていきたいですね。
叱るときは行動そのものを叱る
つい感情的になって叱りすぎていませんか?
感情的になると、どうしても「あなたは本当にダメね!」「悪い子」と
人格を否定するような叱り方をしてしまいがちになります。
ですが、そのような言葉は、子供の心をひどく傷つけてしまいます。
「○○するとケガするから危ないよ、やめようね」などと
叱るときは行動そのものを叱るようにしましょう。
理由を聞かずに感情的に突き放した叱り方もいけません。
叱られている理由がわからないと、自分自身が気にくわないのだと感じてしまいます。
どんな時でも味方と言ってくれる存在が、心の支えとなり、自己肯定感につながります。
誰かと比べない
子育てしていると、ついつい子供同士を比べてしまいます。
ですが、ほめる時も叱るときも、誰かと比べないようにしましょう。
子供にとって比べられることは苦痛でしかありません。
これではやる気どころか、「どうせ自分はダメなんだ」と感じてしまい、
ますますやる気がなくなってしまします。
兄弟や姉妹、友達と比較するような言葉は、決して言わないように心がけましょう。
「ありがとう」の言葉は自己肯定感を高める
「ありがとう」は、人から必要とされていると感じられ、自信を持つことが出来る言葉です。
子供が少しでも良いことをしてくれたら「ありがとう!すごくうれしいよ」と
感謝の言葉をかけてあげましょう。
そして、子供は周囲の人の感情にも敏感に察します。
子供の前で家族の悪口を言わないなどの配慮が必要です。
大人同士でもほめ合ったり、感謝したりするなどの関わりを持ちましょう。
いかがでしたでしょうか?
自己肯定感は、思春期以降低下していく傾向があるといわれているそうです。
様々な困難にぶつかっても、向き合う強さを持ってもらうために
自己肯定感を大切にしていきたいですね。