友人として付き合いながらも、なぜか自分ばかりが嫌な思いをしたり、損をしたりした事ってありませんか?
もしかしたらそれは「フレネミー」のせいかもしれません。
「フレネミー」とは「friend(友)」と「enemy(敵)」を混ぜた造語ですが、つまりは「友人のフリをした敵」のことです。
昔からの友人関係やママ友でも、この「フレネミー」が存在する事でトラブルが引き起こされているケースが多いのです。
今回は身近にいるかもしれない「フレネミー」について、見分け方と対処法をご紹介します。
「フレネミー」の特徴
フレネミーの特徴には色々なものがありますが、主な特徴しては以下のものが挙げられます。
1:周りが自分より幸せなのが許せない
2:人の足を引っ張ったり、失敗させようとする
3:人を孤立させたり、傷つくのを楽しむ
4:嫉妬心が強く、自分が1番じゃないと不機嫌になる
5:人を利用するために近づき、価値がなくなるとすぐに離れる
6:周りに対しては「良き友人」としてアピールを欠かさない
7:ターゲットのポジションを奪おうとする
8:昔からの親友がいない事が多い(本性がばれると人が離れるため)
この時点で「あっ」と心当たりがある方もいらっしゃるかもしれませんね。
「フレネミー」の行動パターン
フレネミーは一見では「敵」とは分からない形で近づいてきます。
ターゲットに対して「良き友人」のふりをして近づき、なるべく側にいるなどの行動をとります。
その後、ターゲットの行動や好みを逐一知りたがるようになります。
その癖、自分の事はあまり話そうとしません。
そのうち、自分だけを孤立させようと、わざと他の友人と出かけたりSNSに写真をアップしたりするなど、「仲間外れ」をしたり、「●●さんがあなたの事をこう言ってたよ」とありもしない事を話し始めたりします。
糾弾すると、周りの人に対して「私は悪い事してないのに、あの人を怒らせちゃったの」などと弱い立場を装い、責任転嫁をするなどの行動をとります。
自分が「嫌だな」と思う様になったらフレネミーかも?
フレネミーはうわべでは友人のふりをして付き合いをします。
ですが内心ではターゲットである相手を見下していたり憎んでいる事が多いです。
言葉についても一見冗談のように聞こえても、よくよく考えると上から目線だったり皮肉だったりする事もあります。
「あなたはすぐ人に騙されるんだから、一人で決めない方がいいよ。私に相談して」
「こういうバッグ、私じゃ使いこなせないな~。あなただから出来るんだね」
など、アドバイスや褒め言葉を装いつつ、その裏には馬鹿にしている要素が含まれている事も。
言われた後で「あれ、何かモヤっときたな」と思ったら要注意です。
フレネミー対処は自己防衛から!
今までの行動や発言から、「この人もしかしてフレネミーでは?」と思ったら、まずは自己防衛から始めましょう。
1:SNSでのつながりを断つ
2:自分の事を話さない、自分から連絡しない
3:会う機会を減らし、どんどん疎遠にする
4:相手が詮索してきたら、逆にその2倍聞き返す
自己防衛をすれば、そのうち「フレネミー」はあなたに興味を無くしたり、もしかしたら仲間外れなどを頻繁に行うかもしれません。
ですがそれは逆にチャンス。
「こちらはもう付き合うつもりはありません。関わらないで」とはっきり伝えましょう。
こんな人には要注意?フレネミー予備軍
女性は結婚や妊娠出産に伴い、人間関係も変わりやすいものです。
特にママ友関係では、フレネミーの有無関係なくトラブルになりやすいもの。
誰でも抱く嫉妬や羨望の気持ちを、マイナスの方向に助長させてしまう人も「フレネミー予備軍」になりかねません。
・詮索が好きな人
・やたらとランチやお茶に誘いたがる、一緒に行動したがる
・「いいな~」「どうせ私なんて」を口にする
こういう人は内心で何を考えているかわかりません。
最初はだれでもママ友を作ろうと受け入れてしまうかもしれませんが、接していくうちに違和感を覚えたらそっと離れる事も大事な防衛法です。
もちろん、自分がフレネミーにならない事も大切です。
「フレネミー」は人を踏みつけてまで優越感を得たい可哀相な人、と認識しておきましょう。