7歳まで!子供に絶対音感を自宅でつける方法♪

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7歳を過ぎれば絶対音感を付けるのは難しいので、それまでなら大丈夫!!
日本では絶対音感をよく耳にしますが、世界において世界の音楽大学ですらそれをを持っている人は少なく尊敬されるくらいです。
日本で音大に入れたいならば、あった方が便利です。
あえて絶対音感を子供に付けさせたいと思われる方への自宅でのトレーニング方法をご紹介します。

ピアノで和音のハーモニーを感じ取ろう

肝心なのは、そのハーモニーが明るい(長調)か暗い(単調)かを聞き分けること。
同じ長調でも、ド・ミ・ソとファ・ラ・ドが聞き分けれるようにします。
子供はイメージで覚えるので、色で関連付けます。ド・ミ・ソの和音なら赤い紙をあげさせます。
毎日同じ和音を繰り返しやり、定着した頃に次の和音を聞かせます。
そして聞き比べをさせて、正しい色の紙があげれるようになるまで訓練します。
2歳くらいからゲームのように楽しくやるのがポイントです。

聞こえた音を当ててみよう

和音が理解できたなら、いよいよ単音です。
逆に単音から入って後から和音に入った場合は、和音をハーモニーの塊として聞かずド・ミ・ソと1音1音で聞いてしまいます。
和音はハーモニーで聞けたほうが良いので、完全に理解してから単音に入ります。

まず、高い音と低い音を鳴らして、どちらが高いか、低いかを正確に答えさせます。

そして色々なメーカーから出ている音符カード利用し、フラッシュカードのように素早く見せてインプットさせます。
最初は少ない枚数3枚程度から。

だいたいインプットできたら親がカードを見せながら、その音を鳴らします。その直後に何の音が鳴ったのか教えてあげます。
これを何日間か繰り返します。
すると覚えますので、親が弾いた音を当ててもらいましょう。

カードの枚数は増やさずに次の課程に進みます。

同じ高さの音を声に出してみよう

これまで、聞こえた音を答えただけでしたが、次からは聞こえてきた高さの声を出せるようにします。
子供は耳が良いので、すんなり出来たりもします。
高すぎたり低すぎたりすると無理があるので、出しやすそうな音域から入ります。
音を鳴らして「ドー」と とりあえず声を出してもらいます。
次によく聞いてもらって、鳴ってる音と一緒の高さになるまで、子ども自身に調整してもらいます。

「そう!近付いた」など、褒めながらやると良いです。
妥協せず、一緒になるまでやることにより、確実に身に付きます。

我が子はこの方法で、高い音域でも癖のない自然な声で発声できるようになりました。
男の子ですが、高音域の歌でも裏声で歌えます。そして音程も正しいです。

歌ってみよう♪

こどものためのソルフェージュなどの本がたくさん売られています。
最初の方は出てくる音も少なくリズムも簡単です。
最初はピアノに合わせて歌います。
慣れたら、ピアノを弾かずに歌わせ、外れたところはピアノでチェック。
外れた音で声を伸ばして、そのままピアノで微調整します。
全音や半音の区別もつくようになりますし、他の調を歌うことで調性を養うことも出来ます。
譜面を使うことによりリズムも身に付きます。

これらは自宅で出来ますが、7歳までにつけたら良いことで、あまり早くからやりすぎても、親も子も大変です。
3,4歳くらいからで充分だと思います。

知っておこう絶対音感の弊害

絶対音感は便利な反面、不便なこともあります。
鳥の鳴き声などあらゆる音が、ドレミに聞こえてしまうなんてこと、よく聞きますよね。
原曲と違うキー(調)だったり、音が外れていると気持ちが悪くなったり。。そう思うと絶対音感て不便だななんて思います。

中世には絶対音が存在せず、音の相対的な感覚だけでした。そのため、ルネサンスの音楽を奏でようとすると、絶対音でハーモニーを作ろうとすると不協和音が生じてしまう。
ルネサンスに限らず合唱、合奏などをするには、絶対音感はいらないばかりか邪魔なのです。ハーモニーを合わせるためには相対音感の方が必要。
それに、移調も相対音感があった方がいいのです。

絶対音感には賛否両論あります。難しいですね。
我が子は、バイオリンをしているので絶対音感は身についています。
しかし、バイオリンはピアノのような平均律とは違って純正律なので私とはまた違った感覚を持っているようです。
なかなか奥が深いですね。

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