二人目の子供を授かったら喜びもある反面、不安な事も多いですよね。子供にとってお兄ちゃん、お姉ちゃんになることは「自分だけのママじゃなくなる」ということで大きな試練です。上の子の幼心をしっかりと理解してケアしてあげる必要があります。
では、二人目を妊娠・出産したら上の子供にどのようなケアをしてあげればいいのでしょうか?
家族が増える「喜び」を伝える
上の子が赤ちゃんの存在をスムーズに受け入れられるかどうかは、妊娠が発覚したときからのケアで変わります。
妊娠が発覚したらまず、上の子に「家族が増えること」「お兄ちゃん、お姉ちゃんになること」をしっかりと伝えましょう。家族が増える喜びを共有する事が、心のケアの第一歩です。
そして、少しずつ赤ちゃんが生まれるまでの心の準備をしていきましょう。上の子のエコー写真や生まれた時の写真を見せるのもいいです。
「〇〇ちゃんもこんなに小さかったよ」「お腹の赤ちゃんも今このくらいかな?」と一緒に想像しながら見ると、幼い子供でもお腹の中に特別な何かがあると感じてくれるでしょう。
お手伝いをしてもらう
赤ちゃんのいる生活に慣れてもらうためにも、上の子と一緒に赤ちゃんのお世話をしましょう。
オムツ替えの時にオムツを持ってきてもらったり、哺乳瓶を一緒に持ってもらったりと、小さな子供でもできるような事で十分です。上の子が赤ちゃんと触れ合うことによって、二人目の子を可愛いと思う感情を抱かせることができるのです。
そして何かお手伝いをしてくれた時には沢山褒めてあげましょう。ママに褒められる事で役に立ったという喜びや満足感を感じます。そういう積み重ねで、上の子は積極的にお手伝いをしてくれるようになりますし、優しい子に育ってくれます。
お兄ちゃん、お姉ちゃんという呼び方は褒める時に
ママを独り占めしたい気持ちを我慢している状況で「お兄ちゃんだから我慢して」「お姉ちゃんなんだから〇〇しなさい!」は逆効果です。
「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」という言葉は、ほめる時にだけ使うようにしましょう。
下の子のお世話を手伝ってくれた時など、「さすがお兄ちゃんだね偉いね!」「お姉ちゃんだから出来るんだね!」と沢山褒めてあげましょう。
赤ちゃん返りは受け止める
赤ちゃんが生まれると、これまでは自分が独占していた両親の関心が幼い弟(妹)に集中するので寂しく感じるのは仕方ないことです。
赤ちゃん返りの傾向が見られた時は、その子の年齢よりマイナス2歳の子供に接するようにするといいそうです。(5歳ならば3歳のように接する)
「うちの子は全然赤ちゃん返りしなくていい子」だと思っていても、寂しい気持ちをグッとこらえているのかも知れないので、甘えさせてあげる時間をママの方から作ってあげましょう。
二人だけの時間をもつ
1日の内、ほんの少しの時間でもいいので二人だけの時間を持つようにしましょう。
二人きりで絵本を読んだり、膝に乗せてギュッと抱きしめてあげるだけでも効果はあります。