招待ゲストの手元に一番最初に届くアイテム、招待状。
せっかくならこだわりの1通に仕上げたいですよね。
だけど手作りするほどの時間もスキルもない…
そんな人向けにちょっとしたひと手間で2人の個性を出せるアイディアをまとめてみました。
●切手●
結婚式の招待状および返信はがきには、主に慶事用の切手が使われます。
もちろん、それでも十分素敵なのですが、今はたくさんの記念切手や特別切手も販売されています。
そんな切手の中から2人らしさの現れる切手を選んでみるのもポイント。
旅行に行った思い出の地の切手や、ディズニー好きな2人ならディズニーデザインのものなど、こだわりの1枚を探すのも楽しいかもしれません。
カジュアルすぎてしまうのはちょっと…という方は、親族・職場と友人で貼り分けるのも手。
きちんとした招待状を送りたい相手には慶事用の切手を使用し、友人にはちょっとした遊び心を加えてもいいでしょう。
キャラクター好きな友人にはそのデザインの切手を選んで使うなど、親しい間柄だからこそできる気遣いもおもてなしのひとつです。
●風景印●
郵便物を発送すると押される「消印」
実はこれにも色んなデザインがあるとご存知でしょうか。
各郵便局によって、記念印として配備されいてるのが風景印。
その土地に縁のある建物や特産品がデザインされており、中には花や果物の形をしたものなど、それぞれに特徴があります。
郵便局の所在地に縁のある風景が押印されるので、2人の思い出のデートの場所や結婚式を挙げる場所にあるところで依頼すれば、オリジナル感を演出することができます。
日本郵便のホームページで検索することができるので、自分たちらしい風景印があるかどうか探してみては?
ちなみに、風景印を押印してもらうには、希望の郵便局の窓口にてその消印を指定する必要があります。
受付は郵便窓口の営業時間内に限られているので、招待状の投函日はきちんと確認しておきましょう。
●料金別納郵便マーク●
料金別納サービスとは、大量の郵便物を差し出すときに、一括でまとめて支払いをすることができ、いちいち切手を貼らずにすむ方法です。
この方法を取る場合に必要なのが料金別納郵便マーク。
実はこれ、自分でデザインすることが可能なんです。
マークの形は丸か四角と定められていて、サイズにも規定があります。
円形は直径2~3㎝、四角形は縦・横それぞれ2~3㎝となっています。
表記の内容については
・差出事業所名
・「料金別納郵便」の表示
をマークの上部に黒で表示することが義務付けられています。
マークの下部2分の1は自由に使えるので、好きなようにデザインしてOKです。
詳しくは日本郵便のホームページで確認してみてください。
作成したらお近くの郵便局でチェックしてもらうといいと思います。
いちいち切手を貼る手間も省けて、自分たちオリジナルのマークを作ることができるので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
シーリングスタンプ
シーリングスタンプとは、もともとヨーロッパにおいて手紙の封筒や文書に封をするために使われていたものです。
日本ではあまり馴染みがない習慣ではありますが、そのデザイン性の高さが注目され、人気が高まっています。
シーリングワックスという専用の蝋を溶かして、封をしたい場所に垂らし、その上からスタンプを押してとじる、という使い方をします。
少々コツがいりますが、完成すると一気に高級感が出るので、お洒落な招待状に仕上げたい人にはお勧めです。
有名文房具店などでは、オリジナルのスタンプを作成してくれるサービスもありますし、今は100円ショップにも品揃えがしてあるので、気軽に購入できます。
封筒についてくるシールで簡単に済ませるのもいいですが、2人のイニシャルやお気に入りのデザインのスタンプを押すと、より一層オリジナル感が出て楽しめると思います。
●文香●
文香とは、差し出す手紙に香りを付けて送るという習慣です。
日本でも古くから行われていた習慣ですが、最近また注目を集めています。
文房具店に専用の匂い袋なども置かれていますが、1通1通に封入するのは少々難しい、という方はお気に入りの香水や石けんを使うのがおすすめです。
やり方としては、密閉できるビニールに、招待状と香水をしみこませたコットンやティッシュ(もしくは石けん)を一緒に入れておき、匂いが付くまで保管しておくだけ。
直接香水を振りかけるとシミになってしまうこともあるので、この方法でほのかに香り付けするのがいいと思います。
封を開けた時に感じる香りの贈り物に、ゲストへの感謝の想いを込めてみてはいかがでしょうか。