妊娠すること。
それは女性にしか経験できないもの。
でも、妊娠は一人ではできないことです。
男性としては、一生経験することができないことだとしても、他人事として思ってほしくない。
もっとこうしてほしい。
もっと手伝ってほしい。
そんな妊娠中女性の声をご紹介します。
是非、パートナーの方に読んでいただきましょう。
つわりを理解してほしい。
つわり。
これは本当に十人十色で、つわりがある人もいれば、入院するほど辛い人もいます。
妻が「つわりでしんどい・・家事ができなくて・・」
そう訴えていたことはありませんか?
一言につわりと言っても、
・吐いて苦しい吐きつわり
・匂いに敏感になる匂いつわり
・空腹になると気持ち悪くなる、食べつわり
・唾液がなぜか大量に出てくる唾液つわり
・眠くてたまらなくなる、眠りつわり
などなど、いろんな症状があります。
もちろん、一つだけ起こるわけではなく、複数のつわりの症状がでることもあります。
見た目で分かるつわりもあれば、大丈夫な時と大丈夫じゃない時の差があることも、一見怠けているようにも思えることもあるかもしれません。
男性のみなさま。
妻が、愛するパートナーが自分の子どもをお腹に育てています。
しんどい、辛い、何もできなくてごめんね。
そんな言葉が出てきたのであれば、大きな心で受け止めてあげてください。
そして、どうすればいいのか、ぜひ尋ねてあげてください。
情緒不安定になることを、わかってほしい。
妊娠すると、ホルモンバランスのせいか、時に情緒不安定になります。
それは突然で、前触れもないかもしれません。
きっかけも、本当に些細なことだったり。
いつもなら、受け流せることも、そうはいかなくなって喧嘩になったり、涙を流したり。
女性自身も、その状態にとまどいを隠せません。
そんな時、きっと男性も困ってしまうと思います。
「だって決まったことなんだから」「そんなつもりで言ったんじゃないのに」
そう思うこともあると思います。
でも、そんな時もあるんだと心構えをしておいてください。
そしてその時が訪れたら、これか!と思いだし、そっと寄り添ってあげてください。
まずパートナーの気持ちに耳を傾け、ゆっくり話を聞き、共感してあげましょう。
解決を望んでいるばかりではないのです。
ただ、ちょっと不安や心配の度合が増えてしまうだけ。
決して突き放したりしないでください。
積極的に健診や母親・父親学級に参加する
産婦人科というと、どうしても女性だけの空間に思え、入ることに抵抗がある男性が多いのではないでしょうか。
パートナーが何も言わないから、と健診について行かなかったり、母親・父親学級に参加しなかったり。
それを女性はとても悲しく、不安に思ってしまいます。
「お腹の中の赤ちゃん、二人の赤ちゃんなのに、関心がないのかな?」
「本当に”父親”になれるのかな?」
そんな風に思えてしまうものです。
もちろん、仕事の都合などでどうしても行けないことだってあると思います。
でも、健診の日に順調だったか尋ねたり、仕事の都合などがつきそうな日に健診についていくと申し出たり、そうしてもらえると本当に嬉しいものです。
お腹の中にいるときから、2人は立派な親なのです。
掃除や家事を積極的に手伝ってほしい
普段なら簡単にできていた、掃除などの家事。
これが、妊娠してお腹が大きくなったりすると、思わぬ動きが出来なくなったり、姿勢がつらくなったりします。
腰をかがめる姿勢は、腰やお腹に負担がかかり、お風呂掃除や掃除機かけが、重労働になり。
ゴミ捨てなど、重いものを持つことで、お腹が張ったり腰が痛くなってしまったり。
はっきりと「〇〇を手伝って」と言える女性もいます。
毎日仕事で疲れているのだから、家事くらいは自分でしないと・・となかなか言い出せないでいる女性もいます。
普段の家事を行っている様子を、少しみてあげてください。
きっと、パートナーの表情や行動で、手伝ってほしいポイントやタイミングが見えてくると思います。
体型が変わってしまうことを、何も言わないでほしい
妊娠して、びっくりするのが体型の変化。
お腹が大きくなるのは知っていたけれど、ここにまで脂肪がつくのか・・とショックを受けている女性も多いと思います。
赤ちゃんを産むため、守るため、女性の身体はより丸みを帯びた体型に変化していきます。
太ももやお尻にも脂肪がつき、二の腕にまで脂肪が。
そんなにたくさん食べていないのに、体重ばかりが増えていく。
見た目も、今までの自分が知っているパートナーではなくなると思います。
そんな時に、決して「太った」「体型かわりすぎじゃない?」「それ戻るの?」などとは言わないように。
妊娠することによる、身体の自然な反応です。
普段から美を意識する女性には、体型の変化は一番精神的にも堪えるものなのです。
そんなパートナーの気持ちを理解し、そっと見守ってください。
出産して生活が落ち着いたら、一緒にウォーキングに行こうと誘ってみたりすると、いいかもしれません。
いかがでしたか?
女性のみなさまには共感できる部分がたくさんあったのではありませんか?
かゆいところに手が届く、そんな男性もいるかもしれません。
けれど女性の大半は「男性に期待しない」そんな風に思っているものです。
パートナーがそのように思う女性であるならば、ぜひこの機会に、この機会から、「頼れる男性」を目指してほしいものですね。