子供の癇癪(かんしゃく)がひどい場合の対処法!2歳からいつまで?

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子供の「癇癪(かんしゃく)」とは、激しい感情を抑えきれず、大きな声を出したり怒ったり泣いたり、時には物を投げたり暴れたりすることを指します。

・叫ぶ
・泣く
・怒る

これらの症状で困っているママやパパは、どんな対処法がいいか困り果ててしまうこともあります。

癇癪(かんしゃく)は2歳のイヤイヤ期からはじまりますが、長い子供だと、5歳や7歳、中学生まで続くこともあります。そうなると、学校でも支障が出てしまい、いつまで治らないのかわからないとママやパパは不安になります。どうすればいいのでしょうか。

癇癪(かんしゃく)の原因は?

癇癪(かんしゃく)は、成長にしたがって出てくるものです。

赤ちゃんからイヤイヤをして癇癪(かんしゃく)が見られる子もいますが、一般的には2歳ごろ、自我が芽生えてきた頃から起こります。落ち着くのは5歳ごろ。それまでは、泣いたりわめいたりする子供が多く、癇癪(かんしゃく)によって自分の気持ちを伝えたいことがわかります。

原因は、

・言葉があまり使えないため泣いたり叫ぶことでアピールする
・怒りをどうしていいかわからないため大声を出す

結局は「自分の思う通りにいかない」ことに不満を抱いていることを、泣いたりわめいたりしてアピールしています。

癇癪(かんしゃく)の対処法!

癇癪(かんしゃく)が起こった時に、ママがすべきことは、子供のクールダウン。そしてママも怒らずに距離をとって落ち着くまで待つことが大切です。

・静かな場所へ
→子供を静かな場所に連れていく、落ち着くまで待つ

・耳栓
→ママがイライラしたら、耳栓して聞かないようにする

・深呼吸
→ママやパパが落ち着くことが大事です。

・瞑想する
→普段から瞑想する習慣をつけておくと、泣かれてもイライラしにくいです。

・イライラを紙に書く
→なぜイライラしてしまうのかを紙に書いてみましょう。

親もイライラ原因を親子で書いて「見つめる」ことを習慣化してみましょう。

癇癪(かんしゃく)がひどい・中学生まで長く続くのは育て方のせい?発達障害なの?

癇癪(かんしゃく)がひどいと、育て方が悪い、発達障害の可能性があると言われています。

2歳ごろからはじまる癇癪(かんしゃく)。イヤイヤ期として2歳児のことを総称し「魔の二歳児」と呼ぶこともあります。3歳では「悪魔の3歳児」といいます。癇癪(かんしゃく)は、5歳ごろで落ち着くといわれていますが、小学生や中学生まで続くこともあります。小学生の6歳、7歳、高学年になった10歳ごろまで続いたりするケースもあります。

そういった子供は、学校でも、ほかの人と関わるのが苦手で、言葉で表現するのが苦手、気持ちをコントロールできない特徴があり、育て方が悪いのかもしれないとママは自分を責めることがあります。また、発達障害の子供は癇癪(かんしゃく)がひどいとも言われます。

実際、発達障害の子供は癇癪(かんしゃく)がひどいですが、7歳や10歳では小学校の勉強も難しくなる時期で反抗期になりがちな時期。発達障害とは直接関係ないこともあります。
どちらにしても周囲が暖かい目で見守り、静かな場所に行ったり、落ち着いて深呼吸して過ごしましょう。

ただ、本当に発達障害のこともあります。気になるなら病院に行って相談してみるだけでも気が楽になることもあります。発達障害も早期発見で対処が早くなり勉強遅れを取り戻すことができたりもします。

食生活を見直すことも癇癪(かんしゃく)の対処法に!

偏食がひどい子どもは、癇癪を起こしやすい、情緒不安定、不安障害といった症状が出る場合があります。

青魚に多く含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)や、たんぱく質、鉄分を積極的に取り入れ、糖質、添加物を控えるバランスの良い食生活によって改善する場合もあります。
青魚のさば、いわしなどを食べるようにしてみましょう。みそ煮など味が濃いものだと子供も食べやすいです。

魚をメインとした食生活をしてみることが難しいなら、DHAやEPAの入ったサプリメントを試してみてはどうでしょうか。子供用のDPAサプリメントが売っています。グミサプリでおやつのように食べられるものもあるため、魚のおかずが嫌いな子供もサプリで挑戦してみるのはどうでしょうか。

癇癪(かんしゃく)を抑えるための薬や漢方薬もある!

癇癪(かんしゃく)が強い子供や赤ちゃんに対して、イライラを抑える薬もあります。

樋屋奇応丸(ひやきおうがん)など、漢方薬はイライラに効果的なものもあります。樋屋奇応丸(ひやきおうがん)は赤ちゃん、育児疲れのママにも飲んでもらえる薬です。

ただ、漢方薬は苦いので、子供に与えようと思うと苦労します。
ジュースに混ぜて飲ませたり、ゼリーに混ぜたりすることで飲ませてみましょう。

薬は体質や性格によっても与えるものが違います。本当に癇癪(かんしゃく)に悩んでいるのなら、医師に相談して何を与えるべきか聞いてみるのがベストです。

子供がイライラして泣き叫んだり暴れたりすると、ママやパパがうんざりしてしまい疲れます。反抗期と明確な区分が引けないので、悩んでしまいます。あまりにひどい場合は、ノイローゼにならないように、ひどい場合は病院にいって薬をもらったり相談するようにしましょう。

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