TVや雑誌などで、頻繁に紹介されている妊婦さんの旅行、通称「マタ旅」。
辛い悪阻の時期が終わって、安定期に突入し、妊娠経過も良いのであれば、赤ちゃんが生まれる前に、素敵な思い出作りとして私も旅行に行きたい!なんて考えている方も多いのでは?
でも、マタ旅ってリスクがいっぱい潜んでいるんです。特に海外旅行は注意が必要!
ここでは、海外へのマタ旅で実際に起こる危険が高いトラブルをご紹介します。
もし、マタ旅を計画している方は、是非参考にして、体調等に気をつけて、安全で素敵な旅行を楽しんでくださいね。
1.まさかの搭乗拒否をされる可能性も!?
航空会社にもよりますが、妊娠後期の28週目以降になると医師の診断書が必要となるところもあるようです。
海外の場合だと、英語の書類も用意する必要があり、うっかり忘れてしまうと搭乗を拒否されることも・・・。
また、お腹の赤ちゃんが一人か多児かにもよりますが、32週目以降(一人の場合は36週目以降)は飛行機に乗れなくなるので、なるべく妊娠12週~28週の間で計画する事をおすすめします。
2.何度もおしっこに行きたくなっちゃう!
妊娠中って大きくなっていく子宮が膀胱を圧迫する事もあり、頻尿になりますよね。
飛行機の飛行時間にもよりますが、大きなお腹で何度も他の人の座席の前を通ってトイレに行く事になると、周囲にも迷惑ですし、あなたも周囲を気にして尿意を我慢するなんて事になるかも。
気にせず、いつでもトイレに行けるように、なるべく通路側の座席を確保する事をおすすめします。
3.妊婦はむくみやエコノミー症候群になりやすい!?
元でも大きなお腹でリンパや血管が圧迫されるため、むくみやすい妊婦さん。
更に、機内の狭い座席で長時間座りっぱなしだと、普段の時よりもむくみが酷くなったり、エコノミー症候群になりやすかったりするようです。
海外への渡航となると、短くでも3時間程度は飛行機に乗る事になるので、妊婦さんはむく防止の着圧ソックスを着用して、シートベルト着用サインが消えている際は、定期的に立ったり機内を歩いたりして、身体を動かすようにしましょうね。
4.すっきりしたくて飲んだ炭酸飲料で・・・
乾燥しがちな飛行機内。機内サービスで、すっきりしたくてついつい炭酸飲料を欲してしまいがちですが、飛行中はご注意を!!
高度の高い場所を飛んでいる機内は、気圧が低くなっているのでガスが膨張しやすいんです。
うかつに炭酸飲料を飲んでしまうと、胃内で膨張した炭酸ガスが腸を圧迫して腹痛や吐き気をもよおすなど、体調不良となりせっかくの旅行の楽しい気分を台無しにしてしまう可能性が。
炭酸飲料は、地上に降りるまでグッと我慢しましょうね。
5.シートベルトでお腹が圧迫されて張ってしまう危険性も!
飛行機に乗ると、離陸や着陸の際や気流が乱れている時などに、安全の為シートベルト装着のサインが出されますよね。
でも、お腹の大きな妊婦さんにとって、短時間であってもシートベルトって辛いもの。
我慢して装着し続けていると、圧迫されてお腹の張りにつながる危険性もあるんです。
そのような心配をしなくても良いように、最初に客室乗務員の方に追加で足すことができるベルトをお願いしておくと良いでしょう。