人前に出るのが苦手な子どもに自信をつけさせる方法

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子どもには生まれつきの性格があります。積極的な子どもには人前に出る発表会や運動会は得意ですが、消極的な子どもや緊張をしやすい子にとっては、大の苦手な場所だと思います。

そんな引っ込み思案な子どもに少しでも自信を与えるにはどうしたらいいのでしょうか?

緊張しやすい子どもと全然緊張しない子供の違い

まず、子どもにはそれぞれ持って生まれた性格があります。
恥ずかしがり屋とか、緊張しやすいということも個性の一つだと捉えれば、良い方向に考えることも出来ると思います。
人前に出ることが得意な子は、ある意味目立ちたがり屋な面もあり、何に対しても積極的な子どもだと思います。
家の場合は娘は物怖じしない積極的な子どもだったのに、息子は運動会や発表会の前になると緊張して、上手くできるかなぁと心配しているような子どもでした。
大人でもそうですが、少しでも不安なところがあると本番になって頭の中が真っ白になってしまいます。引っ込み思案なタイプの子どもは、人前に出るだけで緊張するので少しでも不安要素を取り除いてあげることができたらいいと思います。

克服法

一番大事なことは、何度も練習することだと私は思います。
息子が保育園に通っているとき、発表会で桃太郎をやりました。家の子はいぬの役でしたが、せりふが上手く言えるかどうか不安で、本番前夜には行きたくないと泣き出してしまいました。
その時、それじゃあ家で練習してみようか?と言う提案に渋々応じた息子でしたが、家族の前では緊張しないで出来たことが、本番への自信につながり当日は、誰より声が小さくて聞こえないくらいでしたが、泣かずに乗り越えてくれました。
どんな小さなことでもいいので、良い所を見つけてほめる、それがささやかな自信につながると思います。

性格は治らない

持って生まれた性格は、そう簡単には変わりませんよね。
だからと言って、引っ込み思案な子どもに、あなたはどうしてそうなの?なんて責めたら余計に緊張してしまうでしょう。
まずは親や周りの人がそのままでいい、と認めてあげると本人は安心するではないでしょうか?
家の息子は今でも、事あるごとに緊張して人前に出ることに抵抗があるようですが、それでも少しずつ積み重ねて来た経験が、本人を強く成長させているのだと気づきます。

恥ずかしがり屋な子にはこんな長所もある

まずは、引っ込み思案が悪いことという考え方を変えてみることも大事なポイントのような気がします。
臆病な子はいい方向から考えれば思慮深い、穏やかで優しいという特長もあります。
そういう面を親が、伸ばして行ってあげるといいと思います。

まとめ

引っ込み思案なお子さんをお持ちのパパやママは、どんなに歯がゆい思いをしているかよく分かります。しかし、性格は治らないしやるだけのことをやったんだから大丈夫と、自信をつけさせてあげることが、親に出来る精一杯なのではないかと思います。
家庭で認められて、褒められると子どもは少しずつですが変わって行きます。
今はもどかしいかもしれないですが、大きな心で見守り、どんな時もドンと受け止めてあげて下さい。

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