子どもの成長にメラトニンが欠かせない理由

3,078 views

寝ている間に脳内で分泌されるホルモンのひとつに「メラトニン」があります。

メラトニンはアンチ・エイジングの効果があると言われていて、美容にも重要なホルモンなのですが日々加速度的に成長している子どもには、特に必要な物質だと言われています。



成長ホルモンと睡眠の関係

身長を伸ばすには、成長ホルモンの分泌が必要不可欠だと言われています。
成長ホルモンは、たんぱく質合成を促す作用があって、体の成長・疲労回復・修復に重要なホルモンだと言われています。
そして、この成長ホルモンは眠りについてから二時間くらいの最も眠りが深い時間帯に大量に分泌されることが分かっています。
なので、規則正しい生活を心がけて、良い睡眠をとることで、成長ホルモンはしっかりと分泌されるはずです。

子どもの寝室は暗くするのがベスト

メラトニンは夜暗い中でぐっすりと眠ると、より多く分泌されるという性質を持っていて明るい中では、逆に分泌が抑制されることが分かっています。
その為、夜更かしをしたり、いつまでも明るい部屋の中にいると、メラトニンの分泌量が減ってしまって成長の妨げになってしまいます。メラトニンは夜12時くらいまで多く分泌されるので、この時間に熟睡するためには遅くても夜9時頃までには寝かしつける必要があるでしょう。

メラトニン・シャワー

子どもの成長に必要ということ以外にも、この時期の子どもを早く寝かしつける理由はこの他にもあります。
最近の研究で分かったことですが、メラトニンは一生の間の1歳から3歳の間に一番多く分泌されるということで、この現象を「メラトニン・シャワー」と呼ぶそうです。
子どもが最も成長する時期と重なっているので、このことからメラトニンが子どもの発育に最も重要だと知ることが出来ます。

眠る前に一工夫してみよう

そうは言っても子どもを規則正しく寝かしつけるのは難しいことだと思います。
いくらママが頑張ってもお子さんが寝てくれなければ、意味がないのです。
そこで、効果的な方法は毎晩眠る前に何かをすることを習慣化することだと思います。
例えば、眠る前にお風呂に入るとか、絵本を読むなど。
ママが無理なく出来ること、子どもが喜ぶことを毎回決まった時間にすることで、子供はもう寝る時間なんだと理解してくれるようになるでしょう。

子供一人一人に合った入眠の方法がある

子どもに最も合った入眠の方法を見つけてあげることは、とても大事な意味を持つと思います。家では娘の時は、夫が毎回絵本を読み聞かせて寝かせていましたが、息子は私が隣にいないと絶対に寝ないので、とても苦労しました。
しかし、3歳くらいの時寝る前に音楽を聞かせるようにしたら、グズグズ言わずに穏やかに眠ってくれるようになりました。
なので、その子に合った入眠の方法は必ずあると思います。

こんな記事も読まれています