離乳食テク④すりつぶす~初期

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初めて作る離乳食、でもどのように仕上げたらよいのか、難しく考えてしまいがちです。でも、離乳食テクを知ってしまえば、案外簡単です。ちょっと手間はかかりますけど、大切な赤ちゃんのために頑張りましょうね。

今回は初期のメニューで活躍する「すりつぶす」をご紹介します。

初期のメニューとは??

今まで母乳とミルクしか飲んだことがない赤ちゃんが、食べ物を食べると言うのは大きな一歩ですね。はじめから乗り気の赤ちゃんもいれば、全く受け付けない赤ちゃんもいると思います。あまり神経質にならず、ゆっくり進めるようにしましょう。食べない場合は2~3日様子を見ても良いでしょうね。
離乳食の初期は、赤ちゃんが上手にゴックンできるように、食べ物をヨーグルトくらいのかたさのペースト状に仕上げるのが基本です。

ポイント1:切り方

材料は小さめに切ったほうがすりつぶしは楽です。ただ、小さなさいの目切りでは、すりこ木が逃げてしまってうまくつぶせません。厚さ5mm程度のいちょう切りがベストです。たっぷりのお湯でじっくり湯通しした野菜を使いましょう。また、大きさを均一にするとすりつぶすときに楽ですね。

ポイント2:すりつぶし方

すり鉢は手のひらに納まる小さめのものが使いやすいです。手のひらにすり鉢をしっりとのせ、すりこ木をすり鉢の側面に押し付けるように使うと上手に力が入ります。

ポイント3:のばす

すりつぶした食材は、そのままだとモサモサして食べにくいものです。ペースト状にするためにも、水分を加えてなめらかな状態にしましょう。ゴックンしやすいヨーグルト状が目安です。加える水分量は、なめらかさを見ながら調節しましょう。
また、すりつぶしのメニューはのばす素材を変えることで、味に変化がつけられます。素材の味を損なわないお湯、まろやかな味が食べやすい粉ミルクを溶いたものも使えます。手作りのだしや野菜スープや、おみそ汁の上澄みをお湯でのばしたものでも良いですね。ただし、おみそ汁を使う場合は、油あげに入ったものやとん汁などは油分が多いので不向きです。

すりつぶしメニュー

すり潰して作ったメニューを一つご紹介します。
是非、作ってみてくださいね。

◎かれいとにんじんのトロトロあえ(だし汁でのばしてなめらかに)
材料:かれいの切り身 1/8切れ にんじん 1cm厚さの輪切り1枚 だし汁 小さじ1
①かれいはゆでて、骨と皮を取り除いて、こまかくほぐす。
②にんじんは皮をむき、薄いいちょう切りにして、やわらかくゆでる。
③①と②をすり鉢に入れ、すりつぶし、だし汁を少しずつ加えてのばす。
※魚はゆでてから骨と皮を取ると簡単です。

離乳食の初期は、素材の味を知ってもらい、きちんとゴックンして食べる練習です。まだ、栄養は母乳やミルクから摂取するので、味付けは気にしなくて大丈夫です。初期で食べられる食材(特に野菜)を少しでも多くごっくん出来るように、しっかりすりつぶして与えましょう。

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