1歳児の心と体を育てる遊び

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1歳代は、一人歩きが始まり、行動範囲がぐんと広がります。好きなことと嫌いなことがはっきりし、自分でやりたいという気持ちが急速に育つ時期です。段々と赤ちゃんっぽさを卒業し、自分の意志で行動していくようになる1歳代の子どもの、好奇心とやる気を育てる遊びをご紹介します。



1歳~1歳6ヵ月の時期におすすめの遊び

多くの子が1歳前後~1歳6ヵ月の間に一人歩きを始めます。自分の足で何にもつかまらないで歩けるようになることは、とてつもなく大きな喜び。安全な環境で思いっきり遊び、色々な体験をすることで、どんどん自信をつけさせてあげたいですね。また、何でもまねをしながら吸収していく時期です。

ふれあい遊び

【ふれあい遊び】
・むすんでひらいて(グーパーの簡単なまねができるように)
・トントントントンひげじいさん(手を添えて動かしてあげるうちに、次第にまねして自分でやるように。最後に手を置く場所は、ひざ、顔、おなか、お尻など変化をつけて)

おもちゃ遊び・外遊び

【おもちゃ遊び】
・ボール遊び(まだ手首は上手に使えないけれど、小さなボールも前に放れるように)
・ままごと遊び(包丁で“サクッ”の感覚が楽しい)
・積み木(崩すのも赤ちゃんの仕事!)
・マグネット遊び(くっつく感触にやみつきに)
・プルトーイ(引っ張って歩くおもちゃ。あんよの楽しみが倍増)

【外遊び】
・手を添えて段差の上り下り(関節を柔軟にし、色々な身体の動かし方を知る)
・砂遊び、水遊び(色々な感触を体験)
・抱っこしてブランコ(全身で楽しみながらバランス感覚を刺激)

1歳6ヵ月~2歳の時期におすすめの遊び

記憶力が育ってきて、意味のある言葉が出始めます。考えて何かをしようとする様子が盛んに見られるようになります。遊びの中でも、そのような部分を刺激して伸ばしてあげましょう。

ふれあい遊び・おもちゃ遊び・外遊び

【ふれあい遊び】
・「とうきょうと にほんばし」(楽しさを期待させ、笑いを引き出すわらべ歌遊び)

【おもちゃ遊び】
・ピースの少ないパズル遊び(形を見分ける、絵を完成させる)
・ままごと遊び(「どうぞ」「ありがとう」「おいしいね」などの声がけに呼応して遊べるようになる)
・車のおもちゃ(またがって、蹴って進む)
・出したり入れたりができるおもちゃ(好奇心と想像力を刺激)

【外遊び】
・公園でかくれんぼ(完全に隠れず、見つかったら大げさにほめるのがポイント!)
・階段、滑り台などの複合遊具(危険がないよう見守りながら、少し難しいことにもチャレンジ)

ご紹介した遊びは、もちろん、それぞれの期間限定のものではありません。気に入った遊びは何度も繰り返しやらせてあげてください。例えば、同じままごと遊びでも、成長につれて「まねをする」→「自分でやる」→「料理をしたり人をもてなしたりする様子を見せる」など、周囲とのかかわり方を変えながら、遊び自体が成長していきます。そんな「遊びが育つ」様子を堪能しながら、お子さんの成長を楽しく感じ取ってください。

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