2歳児の心と体を育てる遊び

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2歳を過ぎるころには、ますます運動能力が高まり、1歳代のたどたどしい動きから、器用な体の動かし方ができるようになっていきます。身の周りのことも少しずつ自分ででき始め、「こうしよう」「こうしたい」という意欲や欲求も高まります。一方、周囲の子どもや大人とのかかわりが増えてくる中で、自分の思い通りにならない気持ちを爆発させる場面も。何を言っても「いやだいやだ」の“第一次反抗期”にも入っていく頃です。そんな2歳代のお子さんの心を優しく刺激する遊びをご紹介します。



2歳0ヵ月~3歳の時期におすすめの遊び

体全体が器用になってくるので、自分自身でどんどん遊びを広げていくことができるようになります。身近な大人とじっくり遊ぶことから、大人が仲立ちになって、少しずつ他の子どもと交流する機会も持ってみましょう。

「からだ遊び」と「おもちゃ遊び」

「からだ遊び」
・「あたま、かた、ひざ、ポン!」(体の部位の名を遊びながら覚える)

「おもちゃ遊び」
・ひも通し遊び(厚紙で作った飾りなどに穴を開け、ひもを通す。指先への刺激。集中力を養う)
・積み木(大人よりも優れた子どもの独創性を感じられる!)
・粘土・砂・水遊び(遊びによって形が色々に変わる)
・新聞紙の雪遊び(ちぎって雪遊びをして、最後は丸めてボールにも)

「絵本」と「外遊び」

「絵本」
・繰り返しのある簡単なストーリー、絵を楽しめる絵本などに親しむ機会を持っていきましょう。

「外遊び」
・鉄棒(ぶら下がって腕の力アップ!)
・ブランコ(1人で乗せて、大人が体を支えながらユラユラ)
・ボール遊び(投げ合い、蹴り合いが楽しめるように)

2歳児との「遊び」は親の忍耐力が必要です

遊びには、「楽しむ」だけでなく落ち込んだ気持ちを回復させたり癒したりする力もあります。イヤイヤ期のお子さんとの時間は、忍耐力が要り、親の方も泣きたくなることも少なくないと思います。そんな時は、広い公園で子どもを自由に遊ばせたり、色々なおもちゃが使える児童館などに遊びに行ってみたり。子どもの楽しそうな顔を見ただけで、親の気分も上向きになることもありますね!

ややこしい時期だからこそ、しっかり遊んであげて!

まだ単語を並べるぐらいのおしゃべりしかできない2歳代は、感情を爆発させることも多く、コミュニケーションにエネルギーを使いますが、ふとタイミングよく気持ちをくんであげると、拍子抜けするほど穏やかになることも。もう赤ちゃんではないけれど、まだ赤ちゃんのような不思議な存在とたくさん遊ぶ中で、気持ちのつかみどころを獲得できるといいですね。

いかがでしたか?
「魔の2歳児」と呼ばれるこの時期。なにをするにもママやパパの忍耐力と、子供の気持ちを理解しようという気持ちが必要になってきます。もし、いくら考えてもわからない、と行き詰ったときは、思ったことを口に出して子供に伝えてみましょう。

「今、○○したかったんだよね?」

など、思いつくことを子供に質問してみてください。2歳の子供がはっきりと返答してくれるわけではないのですが、「ママ(パパ)はきちんとボク(ワタシ)のことを考えてくれてるんだ」と子供は感じてくれます。

いくら親子でも、「信頼関係」を築くことはとても大切です。
頑張って乗り切って、素敵な親子関係を築いていきましょう!

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