離乳食の白菜料理を子供の月齢ごとにご紹介

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鍋物に多く使われるこれからの時期、大活躍する野菜の白菜は離乳食にも使うことが出来ます。くせのない味で離乳食にも使いやすい野菜です。月齢ごとにメニューを紹介しますので、離乳食にも活用してみてください。

ポイント

白菜は東洋を代表する葉菜です。ビタミンCが100g中19mgと多く含まれています。漬物にして、冬場のビタミンC補給源としても使われますね。芯の部分にはカリウムやカルシウムが多く含まれます。
あっさりとしたくせのない味と、口当たりの良さが特徴で、煮物、鍋物、おひたし、漬物、炒め物など、揚げ物以外のほとんどの料理に活用できます。芯にはあまみがあり、ホワイトシチューでゆっくり煮込んだり、鍋物にすれば味にこくがでます。
葉の巻きがしっかりしていて、水気があり、ずっしりと重いものを選びましょう。葉は淡緑色で、白い部分につやがあるのが良質です。白い部分は肉厚なのが良いでしょう。根元の切り口は白いほうが新鮮です。黒い斑点があるものを食べても害はありませんが、質は劣ります。カット売りのもので、芯の部分が盛り上がっているものは収穫してから、日数がたっている証拠です。鮮度が落ちていますから選ばないようにしましょう。
カットしなければ鮮度が落ちにくい野菜です。1株を新聞紙5枚くらいできっちり包み、冷蔵庫などの零案所のに立てておくと保存がききます。ぬれていると痛む為、内側の新聞紙がぬれてきたら、新しいものと取り替えましょう。切ったものを保存するときは、ラップに来るんで冷蔵庫に入れます。
1株の白菜を縦に切るときは、根元から葉先に向かって白い部分に包丁を入れ、両手でさくと、刃先がばらばらになりません。黄色い葉は取り除きましょう。
それでは、メニューをご紹介します。

初期(5~6ヶ月)白菜とじゃがいものつぶし煮

材料:白菜(葉先)10g じゃがいも 10g だし汁1/2
①白菜の葉先はこまかく切る。じゃがいもは小さく切る。
②鍋に①とだし汁を入れて火にかけ、やわらかくなるまで煮る。
③②の白菜の葉先とじゃがいもを鍋から出してすり鉢ですり潰し、煮汁でのばす。
※野菜の甘みが生きたメニューです。

中期(7~8ヶ月)白菜のクリーム煮

材料:白菜 20g にんじん 少々 ブロッコリー 5g 白身魚 10g 野菜スープ 1/2カップ 溶いた粉ミルク 小さじ2 塩 少々 水溶き片栗粉 少々
①白菜は細かく切り、にんじんはみじん切りにする。
②ブロッコリーはやわらかくゆで、小さく分ける。白身魚は皮と骨を取り除きそぎ切りにする。
③鍋に野菜スープと①を入れて火にかけ、やわらかくなるまで煮る。
④ミルクと塩を加え、水溶き片栗粉でとろみをつける。
⑤スプーンなどでつぶす。
※栄養がたっぷりの食べやすいクリーム煮です。

後期(9~11ヶ月)白菜のサラダ

材料:白菜 30g みかん 10g A(サラダ油 小さじ1/4 酢 小さじ1/3 塩 少々 だし汁 小さじ 1/3)
①白菜はやわらかくゆで、葉先は細く切り、白い部分は短冊切りにする。
②みかんは袋から出して、1房を2~3個にちぎる。
③Aを合わせ、①と②をあえる。
※みかんの酸味が優しいメニューです。

完了期(12~15ヶ月)白菜と豚肉の炒め物

材料:白菜 50g 豚もも薄切り肉 20g 玉ねぎ 10g にんじん 5g さやいんげん 10g サラダ油 小さじ3/4 A(だし汁 1/2カップ しょうゆ 小さじ1/3 塩 少々 砂糖 少々)水溶き片栗粉 少々
①白菜は一口大のそぎ切りにする。
②豚肉は食べやすい大きさに切る。
③玉ねぎは薄切り、にんじんは短冊切りにする。
④さやいんげんはすじを取って、よくゆで、斜め薄切りにする。
⑤フライパンにサラダ油を熱し、③、②、①の順に炒め、しんなりしたらAを加えてやわらかく煮る。
⑥④を加え、水溶き片栗粉でとろみをつける。
※炒め煮することによりコクがアップしたメニューです。

美味しい白菜料理ができますように。

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