離乳食の小松菜料理を子供の月齢ごとにご紹介

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アクがないので調理しやすく重宝する小松菜は、離乳食にも積極的に取り入れたい、栄養豊富な青菜の一つです。赤ちゃん、お子様にも食べてもらいたい小松菜の月齢ごとのメニューをご紹介します。

ポイント

ゆでた小松菜にはカルシウムが牛乳の約1.5倍も含まれています。また、摂取すると体内でビタミンAに変わるカロチンが多いのも特徴です。同量のゆでたにんじんに含まれるカロチンの3分の2くらいに相当します。ほかの青菜同様に、ビタミンCや鉄分が野菜の中では多く含まれているので、積極的にとりたい野菜です。
また、青菜の中でもアクが少ないので、調理前にあらかじめゆでておく必要がなく、ゆでることによるビタミン類の流出は少なく済みますが、離乳食の場合は、やわらかくゆでる必要があるため、下ゆでしてから使いましょう。小松菜に多く含まれているカロチンは、油と一緒にとると吸収率が高くなるので、後期以降なら炒め物などもおすすめです。
青菜類は新鮮なものを買うことが何よりも大切です、商品の回転が早い店で、葉がいきいきしているものを選びましょう。
保存する時は市販の野菜専用保存袋(スーパーなどで売られている)に入れるか、新聞紙などで包んでからビニール袋に入れて、冷蔵庫の野菜室に根のほうを下にして立たせて入れます。3~4日で使い切りましょう。

初期(5~6ヶ月)小松菜のだし煮

材料:小松菜(葉先)10g じゃがいも 10g だし汁 5~10cc
①小松菜の葉先はやわらかくゆでて裏ごしする。
②じゃがいもはやわらなかくゆでて裏ごしする。
③①と②を合わせて、だし汁を加えて混ぜる。
※じゃがいもと一緒で食べやすいメニューです。

中期(7~8ヶ月)小松菜のみそ風味煮

材料:小松菜(葉先)15g だし汁 20cc 味噌 小さじ1/6
①小松なのは先はやわらかくゆでて、細切りにする。
②だし汁に味噌を溶かし、薄めのみそ汁を作るり、①を煮る。
③すり鉢ですりつぶす。
※味噌は風味付け程度に使いましょう。だし汁で食べやすく。

後期(9~11ヶ月)小松菜のごま煮びたし

材料:小松菜(葉先)15g しらす干し 2g だし汁 2/5カップ すりごま 小さじ1/2 しょうゆ 少々
①小松菜の葉先はやわらかくゆでて、短めのせん切りにする。
②しらす干しは湯通し(熱湯にいれ、さっとゆでる)しておく。
③だし汁に①と②を入れて煮、すりごまとしょうゆを加える。
※カルシウムたっぷりのメニューです。

完了期(12~15ヶ月)小松菜のそぼろ炒め

材料:小松菜 20g 鶏ささみひき肉 10g サラダ油 小さじ1/4 だし汁 大さじ2 しょうゆ 少々 水溶き片栗粉 少々
①小松菜はやわらかくゆでて1cmの長さに切る。
②鍋に火をかけ、サラダ油を熱してささみのひき肉を炒める。ぽろぽろになったら①を加えて炒める。
③②にだし汁としょうゆを加えて少し煮て、水溶き片栗粉でとろみをつける。
※栄養満点のメニューです。

月齢にあわせた下ごしらえで美味しい離乳食を作ってくださいね。

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