市販の胃薬で「キャベツ」に似た名前の商品名のものがありますが、キャベツは胃腸の調子を整えてくれる成分が入っているのにちなんでいるようです。そんな胃腸に優しいキャベツ、是非離乳食にも取り入れてみてください。月齢にあわせたメニューをご紹介します。
初期（５～６ヶ月）キャベツとじゃがいものスープ煮
材料：キャベツ １５ｇ じゃがいも １０ｇ 野菜スープ １/２カップ
①キャベツをせん切りにする。
②じゃがいもを適当な大きさに切る。
③①を野菜スープで煮て、やわらかくなってきたら②を加え、全体がやわらかくなるまで煮る。
④③をすり鉢ですりつぶす。
※食べやすい形状で野菜に慣れてもらいましょう。
中期（７～８ヶ月）キャベツのやわらか煮
材料：キャベツ １５ｇ にんじん ５ｇ だし汁 １/２カップ しょうゆ 少々 水溶き片栗粉 少々
①キャベツとにんじんをそれぞれ短めのせん切りにする。
②①をだし汁で煮る。
③②がやわらかくなったら、しょうゆを落とし、水溶き片栗粉でとろみをつける。
※細かく切ってやわらかく煮た野菜はモグモグ期の赤ちゃんにぴったりです。
後期（９～１１ヶ月）キャベツのミルク煮
材料：キャベツ ２０ｇ 玉ねぎ ５ｇ ひらめ ２０ｇ ほうれん草（葉先） ５ｇ バター 小さじ１/４ 野菜スープ １/４カップ 塩 少々
①キャベツを小さめの短冊切りにする。
②玉ねぎを小さめの薄切りにする。
③ひらめを小さいそぎ切りにする。
④鍋にバターを溶かして、②、①の順に炒め、しんなりしてきたら野菜スープを加えて煮る。
⑤④に③を加えて、やわらかくなるまで煮たら、ミルクを加え、塩をふる。
⑥ゆでて小さく切ったほうれん草を⑤に加えて、ひと煮する。
※野菜と魚の旨みが美味しいメニューです。ひらめは、ほぐしてから食べさせましょう。
完了期（１２～１５ヶ月）キャベツのピーナッツあえ
材料：キャベツ ２０ｇ ピーナッツバター（プレーン・無糖）小さじ１/６
しょうゆ 少々 砂糖 少々
①キャベツをやわらかくゆでて、小さい短冊切りにする。
②ピーナッツバターにしょうゆ、砂糖を加え、混ぜ合わせる。
③②で①をあえる。
※ピーナッツバターで食べやすいメニューです。
まとめ
１年中出回り、調理の巾が広いのでとても重宝する野菜です。買うときは、外側の葉につやがあるものを選びましょう。できるだけ１個のまま購入するほうが良いのですが、切ってあるものを買う場合は、切り口を良く見て、新しいものを選びましょう。離乳食には芯と太い葉脈を取り除いた柔らかい部分を使いましょう。
キャベツには胃腸の調子を整えるビタミンＵが豊富なほか、体に抵抗力をつけるビタミンＣが沢山含まれています。淡色野菜の中ではトップクラスです。便秘に効果のある食物繊維もとることができるので、積極的に離乳食に使いましょう。
保存する時には、ビニール袋に入れたり、新聞紙に包んだりして、冷蔵庫におきましょう。離乳食用に月齢にあわせて下ごしらえをしたものをフリーザーバックに薄く保存しておくと、必要な時に折って使えるので便利です。
３月から６月にとれる春キャベツは、水分が多く柔らかいため、みずみずしさが抜けやすいので早めに使い切るようにしましょう。
新鮮なキャベツで美味しい離乳食を作ってみてくださいね。
