子供の習いごとを選ぶコツとやめるコツ

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子供が3歳4歳になり、周りのお友達も、何らかの習い事に通ったり、スイミングを始めたりします。わが子にも… と、何か習わせようと考えるママパパも多いですよね。巷(ちまた)では、キッズイングリッシュやベビーくもん、スイミングにピアノ、体操教室などなど。選ぶにも困ってしまいますし、子供の希望を聞くのも悩みが増える原因になりますね。何よりもお金がかかること。就学前から小学校低学年まで、わが家の娘2人が習いごとをした経験から、到達も含めて参考になることを紹介します。

学問系か芸術系か、体育系か ~ お子さんに選ばせてみよう

わが家の子供2人は、いずれも女の子でした。
周りのお友達も女の子が多かったこともあり、音楽教室や体操教室に通う子供が多くて、上の娘が5歳になるときに、習い事を始めることに決定。娘が選べるように、複数の選択肢を用意しました。
ママが「カナヅチ」だったこともあり、スイミング(水泳教室)の体験コースと、ピアノの体験レッスンに娘を連れて行ったのですが、娘は2つ返事で「ピアノ」と返事をして、すでに4年です。
電子ピアノを購入予定で開始したものの、家では当面キーボード。最初のうちは、幼稚園の鼓笛隊でピアにかに選ばれるなどうれしがっていましたが、そのうち自宅レッスンをしなくなり上達にもブレーキ。現在では年に1回の発表会もイヤイヤです。やめたいとは言いませんから週1回のレッスンだけ通い、4年間で「千と千尋の神隠し」「ありのままで」が両手で弾けるくらいです。4年で…という思いはありますが、続けてよかったと思っています。
指の動きは頭の賢さにもつながると聞いたので続けるつもりですが、電子ピアノの購入計画は現在なし。
個人の先生の自宅で習っていて、1カ月7000円です。ほかに発表会が年1回、出演料が1万円強と講師お礼です。

バイオリン ~ 楽器レンタルがあるところも

ピアノのあと、しばらくして始めたのがバイオリン。姪っ子が習っていて、実家に帰省したり、妹宅に遊びに行ったりすると、姪っ子が上手にバイオリンを弾いて聞かせてくれるものですから、娘も断然乗り気に。
パパも、ピアノは弾ける人が結構いますが「バイオリンは珍しい」と興味を示し習い始めることに。長女も最初はピアノも一所懸命にレッスンしていましたから、期待してバイオリン教室にも通い始めます。
ピアノ以外の楽器となると、結構費用が… という心配もありましたが、CDレコードチェーンの十字屋(JEUGIA)で、子供のバイオリン教室を見つけます。レッスンは1カ月2回で5000円でした。
楽器は中古のバイオリンといっても結構高かったので、用意していただいたレンタル品。最初は音も出せず、しかも出した音が「騒音」で泣くことも多かったのですが、次第に指使いと弦さばきができるようになり、ピアノよりも熱心にレッスンしていました。
しか~し、先生が「個人で教室を開設するから」とJEUGIAとの契約をやめてしまい、代替の講師に引き続き習ったのですが、相性が合わず断念。ちょっともったいないことをしました。
でも、テレビでオーケストラの番組を見ると、バイオリンがどうのこうの、と話しますので、よい経験でした。
十字屋で習っていたとき当時は週1回のレッスンで7000円(税別)でした。

http://culture.jeugia.co.jp/lesson_detail_37-6618.html

スイミング ~ 体を丈夫にするのが目的で

下の娘にも、同じように習い事を考えた、わが家。子供の選択で、スイミングになりました。
動機は不純。幼稚園で同じクラスの男の子がスイミングに通っていて、その男の子が好きな次女。送迎バスもあり、楽しそうだからと習い始めます。
パパは最初心配していましたし、泳げなくても… と言っていましたが、ママはカナヅチで、スイミングで泳げるほうになったら良いとの結論になりました。
授業料(月謝)は、バス込みで週1回6000円。しかし指定のスイムウェアが高かったのと、すぐに子供は大きくなるから水着の値段も結構かかりました。
それでも、喘息もちだった次女は、幼稚園年長の6歳から2年半かよい、風邪を引かない子供になったと思っています。
本当は続けさせたかったのですが、家の転居でバスルートから離れて通うのが難しくなり、パパママの送迎も難しかったこと、そして娘も継続を希望しなかったので、2年半でやめました。
しかし、本当に通わせて良かったですね。
いったん覚えた基礎泳法はしっかり身についていて、この夏も学校のプールでは、お友達に教えてあげていたようですし、早く泳げることがうれしい様子です。

公文教室 ~ 宿題の量がハンパじゃない

上の娘も下の娘も、通っている公文(くもん)。学校のお友達も多く在籍しているようで、教室の先生も優しく、学校には行きたがらない上の娘も楽しく通っています。
始めたきっかけは、特別にありません。しかも周りのお子さんよりも頭が良くなったり、成績が良くなったりと望んだわけではなく、「言われなくても」自分から宿題をする習慣が身に付くこと、が願いでした。最初は一所懸命に宿題をしていたのですが、現在は、教室での週2回の学習が精一杯。なかには自宅での学習もしっかり取り組み、2歳3歳から公文に通って、学校の授業よりも、かなり先に進んでいるお子さんがいらっしゃいますが、わが家の2人の娘にはそんなことは求めず。
入学前の5歳から。まず算数、次に国語。小学3年からは英語と、徐々に科目を増やしてきています。先生には、算数も国語も学校の授業進度の「予習」になる程度でお願いしていますし、小学4年の長女は学校で少し余裕があるくらいだと話していました。
小学生の授業代は、1科目6000円(+消費税)。全国一律ですね。

http://www.kumon.ne.jp/ikumon/index.html?wapr=56493244

子供の選択が大事。しかし「イヤ」ならやめる、は通じないことも学ぶ

長女も次女も、習い事を嫌がったことが何回もあります。
ピアノも「やめる」と言い出し、公文も1週間に1回行けば“まし”で、1ヶ月に2日しか行かず、それも宿題せずに行くだけでした。
次女のスイミングも面倒なのか、好きな友達(男の子)がやめたからか「やめたい」と言ったり、公文も姉と同じように行かずじまい。
何度か説得したり、一緒に行ったりしましたが、本人のやる気がないと、苦痛なだけで悩んだこともありました。
それでも、スイミングとはやめてしまいましたが、ピアノと公文は先生側の努力があったり、学校のお友達を誘って一緒に習い始めたりと、うれしい変化もあり、それぞれ今4年目、2年目です。
無理に行かせ続けなければならないとは考えていませんが、すぐに飽きたり、「やめる」が通用するようになっては困りますので、ある程度の忍耐も大事です。
やめ時は難しいのですが、子供の気持ちを大切にしながら、個性を伸ばすことを大事にしたいと思いますね。

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