10月から冬にかけて脂がのり、おいしくなるさわらは白身魚で離乳食にも使うことが出来ます。あっさりとした上品な味わいがあり、いろいろな調理法が出来る魚ですので、是非離乳食に取り入れてみてください。月齢にあわせたメニューをご紹介します。
初期(5~6ヶ月)さわらのすり流し
材料:さわら 10g 野菜スープ 1/3カップ 水溶き片栗粉 少々
①鍋に野菜スープを入れて温め、さわらを入れて煮る。火が通ったら水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。
②すり鉢にさわらと①の煮汁大さじ1~2を入れて、トロトロになるまですり混ぜる。
中期(7~8ヶ月)にんじんとの薄くず煮
材料:さわら 15g にんじん 5g さやえんどう 少々 だし汁 1/2カップ しょうゆ 少々 水溶き片栗粉 少々
①にんじんは小さく、さやえんどうは細かく切る。
②だし汁で①をやわらかく煮て、さわらを入れてさらに煮る。
③火が通ったらしょうゆで味付けし、さわらを粗くほぐして、水溶き片栗粉でとろみをつける。
④人肌に冷まし、スプーンでつぶしながら食べさせる
後期(9~11ヶ月)若菜蒸し
材料:さわら 20g ほうれん草(葉先) 10g 卵白 1/10個分
だし汁 大さじ1 しょうゆ 少々
①ほうれん草の葉先はゆでて水にとり、水気を絞って細かく切り、卵白に混ぜる。
②さわらに塩をふり、皿にのせて①をのせ、湯気の上がった蒸し器に入れて強火で約5分蒸す。
③だし汁にしょうゆを入れて味付けし、②にかける。
完了期(12~15ヶ月)パネソテー
材料:さわら 30g にんじん 10g グリーンピース 5g 塩 少々 小麦粉・溶き卵・パン粉 各少々 サラダ油 小さじ1 ケチャップ 小さじ1/2 A(バター 小さじ1/8 塩 少々 水 1/3カップ
①さわらは骨をとり、そぎ切りにして塩をふる。
②①に小麦粉・溶き卵・パン粉の順に衣をつける。
③フライパンを中火にかけてサラダ油を熱し、②を入れて両面色よく焼いて火を通し、皿に盛ってケチャップをかける。
④にんじんは型で抜くか角切りにしてAで煮る。ゆでたグリーンピースを加えてさらに煮て、③に添える。
まとめ
魚は良質のたんぱく質を含む食品ですから、おかずとして積極的に取り入れたい食材です。さわらは身に弾力と透明感があるものを選びましょう。
離乳食で使うときは、焼き物、煮物、蒸し物など応用が自在です。骨と皮は取り除いて使うようにしてください。野菜やいも類、豆腐などと上手に組み合わせて栄養バランスよくいただきましょう。