子どもはパパやママの口癖の真似をして成長する

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子どもに豊かな感性を持ってほしいと言うのは、親の願いだと思います。

そして、何かしてもらったら「ありがとう。」悪いことをしたら「ごめんなさい。」と素直に言える子供になってくれたら、親としては一番嬉しいですよね。

子どもは大人の口癖の真似をする

子どもは、見ていないようでも、大人の振る舞いをよく見ているものです。
特に、一番身近にいる、パパとママや家族のやり取りを、真似をしながら成長していきます。
だから、子どもに言わせたい言葉は、大人が日常の中で使うことが大切なのです。
逆に言って欲しくない言葉は、子どもの前では口にしないように、注意しましょう。

伝えたいことをきちんと言葉で言えますか?

例えば、パパがお仕事から帰って来た時、「風呂」「めし」など、単語でママに話しかけたりすると、子どももそれを聞いているので、真似をする可能性が高くなります。
なので、幼稚園などで、例えばトイレに行きたい場合「先生トイレ。」
となってしまうのです。
「トイレがどうしたの?」と先生に聞かれても、うまく表現できなくてしどろもどろになってしまう子が多いそうです。
幼稚園なら、まだそれでも可愛いですが、小学生になったら、それでは少し恥ずかしいですね。
だから、日頃からパパやママが単語ではなく、ちゃんとした会話をして聞かせることが一番大切なのだと思います。

子どもの言葉を豊かにするために

子どもは、パパやママの言葉を聞いて成長していきます。
それは、どの場面でも同じことです。
例えば、レストランに入って注文をするとき、「〇〇パスタと〇〇ティー」などと言っていないでしょうか?
もしそうなら、「〇〇パスタと〇〇ティーをお願いします。」と言うようにしましょう。
タクシーに乗った時なども同じです。
感じの良いお客さんにもなれ、子どもの良いお手本にもなれるので、一石二鳥ですね。

子どもの感情表現はストレートとは限らない

言葉をたくさん知らない子供にとっては、自分の気持ちを言葉にするのはとても、難しいことなのです。
だから、お友達と喧嘩したりして幼稚園に行きたくない場合には「ご飯食べたくない。」とか、「お腹痛い」など他の理由を並べてゴネることがあります。
多分子供自身も、心の中のモヤモヤをうまく表現できなくて、分かって欲しいと思っているはずなので、そういう時はママの方で察してあげて、お話を聞いてあげられるといいですね。
そういう信頼関係こそが、子どもに安心感を与え、揺るぎない自信に育っていくのだと思います。

自分の言葉で話せる子どもになってほしい

会話をする中で、ありきたりな言葉や、よそから借りてきた言葉ではなくて、自分流の言葉で話せる人を、羨ましく思う事があります。
もちろん、それはボキャブラリーが豊富な人という事もあるとは思います。
しかし、最初から上手に自分の気持ちを表現できる子はいません。
だから、子どもが何かを話しているときに、多少文法がおかしくても、一生懸命聞いてあげて、子どもの心に寄り添う事ができたら、自然に豊かな感情表現が出来る子に成長して行くのではないかと思います。

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