熱は体に入ったウイルスや最近の活動を抑えようとする防御反応です。ウイルスや細菌は37度くらいの体温の時、活動が盛んになるので、体が体温を上げることで病原体の活動を抑えようとしているのです。熱は赤ちゃんの体力を消耗させますが、病原菌と戦う力(免疫力)を高めることができます。正しいホームケアをして必要であれば小児科を受診しましょう。
水分補給
高熱が出たり、下痢や嘔吐などの症状があるときは、体内の水分が奪われ、脱水症状を起こす可能性があります。湯冷ましや麦茶、ベビー用のイオン飲料など、赤ちゃんが飲めるものを、欲しがるだけあげましょう。一気に飲ませると吐くこともあるので、少しずつこまめに飲ませましょう。
ちなみに、筆者は夜の就寝の時は、寝室にマグを持ち込んでました。欲しがる時に飲ませ、なくなったらすぐ補充していましたね。
母乳やミルク、離乳食は?
母乳はミルクは赤ちゃんが欲しがるだけ飲ませましょう。熱があるときも食欲があるようなら欲しがるものを与えて良いでしょう。食欲がないときは無理に食べさせることはありませんが、そうめんやプリン、ゼリーなどの口当たりの良く消化が良いものが食べやすくておススメです。
ちなみに、我が家で人気だったのは、くたくたに煮込んだうどん、バナナ入りのプレーンヨーグルトでした。どちらも消化がよく子供たちは好きだったので、熱が出た時のマストアイテムでした。
冷し方は?
赤ちゃんが嫌がらなければ、小さな氷枕をタオルでくるみ、わきの下や足の付け根に置いたり、冷却シートをあてて同時に冷すと、熱を下げる効果があります。ただし、冷しすぎには注意しましょう。
頭やおでこに水枕や冷却シートを当てるのは、頭が動いた時に鼻や口をふさいでしまう可能性があるので、赤ちゃんの時の熱さましには避けたほうが良いでしょう。
ちなみに、我が家は冷却シートを貼る時にはとても嫌がりますが、貼っていしまうと気持ちが良いのか、眠ってくれます。
熱があるうちは入浴はNG
入浴は体力を消耗するので、熱が下がってからにします。汗をかいたらこまめに着替えさせ、お湯に漬けて絞ったタオルで体を拭いてあげましょう。
下痢をしている場合は、お尻だけ、シャワーでさっと流すと気持ちもよくかぶれにくいでしょう。
衣類の調整
熱の出始めでぞくぞくして体が震えている時には、衣類を一枚多く着せたり、毛布をかけてあげます。熱が上がりきった場合は、熱がこもるのを避けるため、衣類をいつもより1枚少なめにします。こまめに衣類の調節をして、汗をかいたら着替えさせます。
発熱中の赤ちゃんは、当たり前ですがひどく不機嫌です。お母さんにべったりでとても大変だとは思いますが、不安な気持ちをくんであげて、赤ちゃんのお世話をしましょう。