いよいよ1歳が目前になってきました。ふにゃふにゃで眠っているだけの赤ちゃんは、今や所狭しと自分の意志で動き、赤ちゃんとは言えない感じになりました。あんなに大変だった生まれたばかりの頃が、ちょっと懐かしいですね。1年の成長を家族みんなでお祝いしましょう。
成長は??
11ヶ月の終わりごろには、体重は生まれた時の3倍近く、身長は1.5倍近くになります。体は引き締まり、ますます幼児の体形に近づきます。やせ型や太りぎみだけでなく、背の高い赤ちゃん、低い赤ちゃんなど体形にますます個人差が出始めます。
伝い歩きから一人歩き
おすわりからつかまり立ち、逆につかまり立ちからおすわりなどを、ほとんどの赤ちゃんができるようになります。片手でつかまり立ちをし、もう一方の手におもちゃを持って遊ぶことも出来るようになり、伝い歩きをすることも、上手になっています。
1歳近くなると、つかまり立ちから一瞬手を離し、自分で立っていられるようになる赤ちゃんもいることでしょう。よちよち歩きをする赤ちゃんも出てきます。ただ、こちらは個人差がとてもあるようですね。10ヶ月くらいでできるようになる赤ちゃんもいれば1歳半くらいになってもなかなか歩かない赤ちゃんもいるようです。
体の成長もあるとは思いますが、性格の差もあるのではないのでしょうか。
言葉
言葉がまだ喋られなくても、お母さんの言っていることが分かるようになってきます。お母さんが「ワンワンは?」と聞くと指差しして教えてくれる子も出てくるでしょう。「ちょうだい」「どうぞ」などの遊びを楽しんでみても良いでしょう。
また、「よくできたね」など褒めると、言葉を理解して照れ笑いしたり、得意そうにしたりと表情が豊かにもなってきます。
言葉は生活の中のやりとりで発達します。生活の中で赤ちゃんに話しかけたり、絵本を読んだり、言葉でコミュニケーションをとるように少しずつ増やしましょう。
「ワンワン」「ニャンニャン」など言葉に近い発音する赤ちゃんも出てきますよ。
絵本はいかが??
我が家では10ヶ月頃から絵本を少しずつ見せてきましたが、1歳くらいになると絵本に書かれている絵に興味を持つようになってきます。指先も器用になるので、自分で絵本のページをめくりたがったりすることでしょう。犬や猫が出てくると指差しをして教えてくれたりするようになりますよ。その時に「ワンワンね」「ニャンニャンだね」などと声賭けすることが言葉の発育にもつながり、親子のコミュニケーションになります。遊びの一つとして絵本を取り入れてはいかがでしょうか?
また、この頃の赤ちゃんは力加減ができません。紙が厚く、めくりやすく、ページが丸くなっているもの選びましょう。
生活のリズムを整えましょう
お昼寝が1日1回になったり、時間が短くなったりする赤ちゃんが出てきます。その代わり、夜は朝までぐっすりという事も増えるでしょう。眠る前にタオルやぬいぐるみ、指などをしゃぶる赤ちゃんもいるかもしれません。赤ちゃんにとっての眠る儀式みたいなものなので気にしないようにしましょう。眠る時に「寝ぐずり」がはじまってむずがる赤ちゃんもでてくるかもしれません。添い寝をして安心させてあげましょう。
生活の基本は早寝早起きです。寝る時間が遅い赤ちゃんは散歩や入浴の時間を見直してみましょう。夜泣きが続く赤ちゃんもいるかと思いますが、そのうち治るくらいの気持ちで付き合ってあげましょう。
生活のリズムを整えるのは離乳食も大切です。1日3回なるべく決まった時間に食べるように心がけましょう。