生まれたばかりの赤ちゃんにとっては、毎日が驚きと発見の連続です。
ママの子宮から出た瞬間から、すごい速度で、すべてが成長し始めて行きます。
赤ちゃんが生まれた時から、ママの声を聞き分けられるのは、子宮の中で、ずっと、ママの声を聞いていたからだと、科学者たちの間では考えられているのです。
生まれた瞬間から
生まれた瞬間から五感は発達していきます。
それは聴覚・触覚・視覚・嗅覚・味覚の順番です。
この時期の赤ちゃんは、それほど活動しているようには、見えないでしょう。
ただ、おむつを交換して貰ったり、マッサージをしてもらったり、お風呂に入れてもらったり。
時にはぼーっと、モビールを眺めている時もあると思います。
でも、こうした何気ない毎日の中で、赤ちゃんは五感を磨いているだけではなく、自分の周囲について、学習しているのです。
潜在能力について
最近は、子供の潜在能力を伸ばす方法についての色んな論議がされている様ですが、赤ちゃんに知識を与えることも大事ですが、生まれたばかりの赤ちゃんにとって、一番大切なのは、親が抱きしめたり、話しかけたりすることによって、得られる安心感ではないかと思うのです。
子供は例外なく、安全だと感じれば感じるほど、冒険に立ち向かい、積極的に楽しいことに、取り組んでいくことが、出来ると思うからです。
赤ちゃんにとっては、すべてが初めてのものばかり
私たちにとっては、当たり前のものでも、赤ちゃんにとっては何もかもが、新鮮なものだらけです。
例えば、外に出て風に吹かれること、花のにおいを嗅ぐこと。
お散歩で出合った子猫に触れること。
最初は、新しいことを怖がる赤ちゃんもいるかもしれないですが、そこは、ママが上手にフォローしましょう。
「このお花〇〇っていう名前なのよ。」
「いい匂いね。」
などと、ポジティブな言葉でたくさん、お話してあげると、感性が豊かな子供に成長していくと思います。
五感が発達する時期
このように、五感は三歳くらいまで順調に育っていき、そのあと、三歳から六歳くらいまでの間に、感覚能力がさらに磨かれ、発達していきます。
この時期の子供は、自分が感じた感覚的な印象を頭の中で整理し、分類して、どうしてそうなるのかということまで、考えられるようになっていきます。
なので、この時期の五感の発達は、その後の子供の知能とも、深い関係があると言われているようです。
五感の発達と脳の関係性
赤ちゃんは、9か月を過ぎるころから、パパやママ、身近にいる人の顔の認識が出来るようになります。
このころになると、ママの顔が近づいてくると、目を大きく見開いたりするようになります。
視覚以外の部分では、耳の上部、側頭葉に聴覚野があり、ここで音を聞き分けられるようになります。
「絶対音感」を身につけるのは、この時期の訓練が一番大事だと言われているようです。
いかがでしたか?
幼いうちは、体全部を使って、自然に触れたりすることが、とっても大事なんですね。