立ち合い出産がトラウマになるようなパパは立ち合いできない

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現在、出産に夫が立ち会う割合は6割以上と言われています。産院によってルールも違うようですが、多くの場合は立ち会い出産が認められており、夫が立ち会うことで家族の絆が増し、育児に協力的になるだけでなく、虐待防止の効果もあるようです。

しかし、中には過酷な出産シーンに立ち会ったことで夫がショックを受けるなど、深刻なトラウマに発展するケースも少なくありません。立ち会い出産のデメリットを知り、出産前にきちんと考え、話し合うことが重要です。



立ち会い出産の後悔

【夫の声】

・苦しむ妻を前に、何もできない無力感
・切開や縫合の音、生臭い臭い、胎盤や血のグロさにショック
・足側からもろに出産シーンを見てしまい、出産後にセックスレスになった
・動物的な姿を見て、女性として見られず浮気や離婚に発展…

【妻の声】

・取り乱す姿を見られたくない
・汚物を排出してしまう場合もあり、恥ずかしい
・気が散る
・イライラする(余計なことをする・何もできない)

メリット

・出産時の痛みや苦しみを目の当たりにし、身近に感じることで、妻に対して感謝をし、その後の育児にも協力的になった。
・出産時に写真やビデオを撮り、良い思い出になった。
・陣痛で苦しい時に、励ましてくれたり、背中や腰をさすってくれたりして、心の支えになってくれた。
・生まれる瞬間や、生まれてすぐの赤ちゃんを抱くことで、父親としての自覚が芽生えた。

困った旦那さん

分娩を担当するお医者さんや看護師さんからすると、ちょっと困った旦那さんもいるようです。理想としては産院のルールを守り、周囲の邪魔をせず、しっかり妻を励ますタイプが良いのですが、出産シーンに耐えきれず嘔吐や失神したり、妻以上に取り乱して「無痛にしてあげて!」と懇願してくる旦那さまもいるようで、集中できず迷惑…という場合もあるとのこと。

できるだけ男らしく、気丈に振舞える覚悟も必要です。

立ち会いをためらっている男性への効果的な言葉

立ち会いをためらっている男性への効果的な言葉をご紹介!

・「1人じゃ心細いから、そばで見守っていて欲しい」
・「1番最初に赤ちゃんを抱きしめるのは、先生ではなくてあなたにして欲しい」
・「将来我が子が人生に迷った時に、生まれてくる瞬間の記録を見せてあげたいから、写真(映像)を撮って欲しい」
・「感動の瞬間を一緒に感じて欲しい」…などなど

お母さんの心構え

お母さんが乗り気ではない場合、陣痛や分娩時の痛がっている姿を見られたくないという理由がほとんどでしょう。
この場合、旦那さんが立合い出産に乗り気なのであれば自分の気持ちを伝えた上で話し合うことが大切です。

話し合いの中で産後の夫婦生活への影響や、出産に対する不安点などをきちんと旦那さんが解消してくれたのであれば、もう一度考えてみてもよいでしょう。

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