ミカンやかんきつ類のビタミンCはカゼ予防に効果があるとか。特に冬にはおいしいミカンが安く、たくさん出回りますので、そのままで、またおやつにして、たくさん食べましょう。子供と一緒にクッキングすれば、おいしさもひとしお! どれも簡単に作れますし、素材の味もたっぷりの、華やかなおやつになりますよ。おいしい見分け方とともに紹介します。
離乳食の初期から赤ちゃん大好き「ミカンゼリー」
子供たちの大好きなフルーツゼリー! ご家庭で手作りされるママも多いでしょうか。
ゼリーはカロリーもほどほどによくて、便秘にもよい。飲み込みやすいので、離乳食の初期中期から取り入れてほしいメニューです。
材料は、みかんの薄皮までむいたもの、水、砂糖少々、ゼラチンです。
作り方は、砂糖水(適量)を温めたらゼラチン(分量とおり)を入れて溶かす。皮をむいたみかんをやさしく入れて、かき混ぜて、冷蔵庫で冷やして固まったら完成です。
ぶどうやリンゴ(軽くゆでてコンポートしたもの)など季節のフルーツでも作ってくださいね。
親子で挑戦しよう! 炊飯器でつくる「みかんケーキ」
蒸しパンやケーキは、子供たちの大好物! でもなかなか手作りとはいきませんね。時間もかかりますし、道具もある程度は・・・ なんて考えると気後れしてしまいます。
でも意外と簡単で、しかもどの家庭にもあおる炊飯器で作れちゃいます。
材料は、みかん、ホットケーキミックスと、アレルギーに問題なければ牛乳と卵(もしくは水)、砂糖少々、マーマレードです。
レシピとしては、みかんの皮をむいて輪切りにして、ボールにホットケーキミックス、牛乳・卵(適量、アレルギーの場合は水で代用)、砂糖、マーマレードを入れてよくかき混ぜます。
ここで炊飯器の登場です。
お釜の底にバターかサラダ油を塗り、輪切りにしたみかんを敷きます。
その上からさきほど混ぜた物を入れて、炊飯器のスイッチを入れるだけ。
不思議ですね。
炊きあがりが出来上がり! お皿に移してはちみつをかければ完成です。
バニラアイス入りみかんシャーベット
子供は年中アイスクリームが大好き。
いくら寒くても、部屋の中は暖房もあるので、口が渇きやすくなります。そんな子供たちに人気なのが、みかんシャーベットです。
材料は、薄皮までむいたみかん、手で絞ったミカンジュース、レモン汁。
作り方は、薄皮までむいたみかん、そして手作りのみかんジュース、レモン汁を加えて、かき混ぜてラップをして、冷凍庫で冷やし固める。
この混ぜるのがポイントで、強めに力を入れてかき混ぜると、つぶつぶが解けて食感がよくなります。
だいたい固まってきたらフォークでかき混ぜて再び冷凍庫に入れる。
これを2~3回くりかえして完全に凍ったらシャーベットになります。
お好みではちみつをかけると美味しいですよ。
うれしい果汁100%ピュア「ミカンジュース」
とっても甘くておいしいミカン。だからこそ、100%ジュースをつくってみませんか。
市販されている果汁100%のオレンジジュースは、「濃縮果汁還元」がほとんど。この濃縮果汁還元は、アメリカなどでいったん「粉末」にして、日本に運んで水で戻すんです。だから、香りが飛んでしまうので、香料が添加されているんですね。
この純粋な、ピュア100%フレッシュジュース。 材料は、みかん、レモン汁、水の3つです。作り方は、みかんの皮をむいて、水とレモン汁とともにミキサーに入れて完成。冷やして飲むのがおすすめです。
レモン汁がアクセントになって本当においしいですよ。
コツ・ポイントは、作る量にもよりますが、みかんを1度にミキサーに全部入れてしまうと、あふれてしまう可能性があるので、少しずつ入れたほうが良いです。また、よく洗った「みかんの皮」も一緒に入れるとビタミンCなどがさらに豊富になります。
おいしいおやつにぴったりの「おいしいみかんの見分け方」
いかがでしたか。
ミカンのおいしい時期、そしてイヨカンやデコポン、ハッサクなど、かんきつ類はたくさんあります。
ビタミンCが豊富ですから、お子さんにぜひ。そのままで、料理に、おやつに、どんどん召し上がってくださいね。
ここで、おいしいミカンの見分け方、ワンポイントレッスン(笑)です。
私の祖父のお兄さんが愛媛県(!)。以前はよく冬に遊びに行っていました。
もちろん裏山は、ミカン畑。おいしいミカンは、皮の色が濃い物です。皮の色が赤っぽいとベストです。さらに、皮が薄い物を選びましょう。皮が薄いということは、身がつまっていて水分もあってみずみずしい証拠なので、確実に美味しいです。大きさは大きい物より小さい物の方が味にばらつきが少ない。
余談ですが、みかんの旬は11月の末から12月の中旬ぐらいまでです。この時期を過ぎてしまうとみかんに含まれる養分が少なくなり、身が小さくなり美味しさが半減してしまいます。
ぜひ「旬」にたくさん召し上がってくださいね。