生理が遅れている?もしかして妊娠かも?そう思ったら妊娠検査薬で調べる人がほとんどですね。
身近になった妊娠検査薬ですが、「1度目は陰性だったのに、次は陽性になった」やその逆に「陽性から陰性になった」といった話はたまにあります。
正しい知識と使い方で、確実に妊娠しているかどうかを確認しましょう!
正しい知識と妊娠検査薬。
妊娠検査薬は、棒状の検査キットの先に、直接もしくはコップに取った自分の尿をかけて調べます(実際に使う際は、必ず添付の説明書で確認してくださいね)。
妊娠すると、”hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)”というホルモンが分泌されるようになりますが、このホルモンが尿の中にも出てくるので、それを妊娠検査薬で調べています。
陰性から陽性に…妊娠検査薬を使うベストなタイミング
前述した通り、妊娠検査薬はhCGというホルモンが尿内に出たかどうかで、妊娠しているかどうか(陰性か陽性か)を判断していますので、このホルモンが出る適切なタイミングで妊娠検査薬を使用するのがベストです。
「一度目は陰性だったのに、後日測定し直したら陽性になった」という方がいらっしゃいますが、これはhCGの分泌量が少ないときに確認したからということになります。
通常hCGは、受精卵が着床してから3〜4日で分泌されはじめ、妊娠2〜3ヶ月目が分泌量のピークになります。これをふまえ、hCGの分泌量が十分増えた時、目安としては生理予定日が一週間過ぎた時に妊娠検査薬を使用するのが良いでしょう。
生理周期が不順な人は、できれば基礎体温をつけておくことが望ましいですが、もし自分の生理予定日がわからない場合には、性交渉をした日から3〜5日目が妊娠検査薬を使用する目安となります。陰性と出た場合にも検査のタイミングが早かった可能性もあるので、日を置いて改めて試してみてください。
妊娠以外でも妊娠検査薬が陽性反応となることも!
妊娠検査薬で陽性と出ても、妊娠していると決まったわけではありません。
実は、妊娠以外でも妊娠検査薬が陽性と出ることがあります。
妊娠検査薬の信ぴょう性は高くなっていますが、悲しい結果になる可能性があることを頭の片隅に置いておきましょう。
1. 流産
実際には流産しているのに妊娠検査薬で陽性が出てしまうことがあります。
化学的流産とは、着床はしたものの成長せずに発育が止まってしまうのです。これは、極初期なので医学的には流産とは言わないのです。
昔は「少し生理がいつもと違う」「生理が遅れた」としか思わなかったことですが、精度が良くなった近年の妊娠検査薬では反応が出てしまうのです。
2. 子宮外妊娠
受精卵は、子宮内に着床し成長をするのが正常妊娠ですが、まれに卵管などに着床してしまう事があります。この症状は、早く手術をしないと、破裂し出血多量となってしまうことがあるそうです。
出血していても、子宮内に胎嚢が確認できていれば妊娠を継続出来る可能性もあります。
また、もし子宮外妊娠をしていたら、一刻も早く処置をしなければならないのです。
何か異変に気付いたら、すぐに病院へ行くと安心でしょう。