妊娠初期の過ごし方。つわりとの闘い!?

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妊娠がわかるとうれしいような恥ずかしいような。

その思いは人それぞれですね。 この時期は妊娠期間でも特に注意が必要な時期です。

初産婦であればすべてが未知の体験! つわりや薬のことなど、多くの人が感じる心配点をまとめています。

ゆっくりとママになるための準備をしていきましょう。



検査薬で陽性なら、早めの受診を

妊娠かなと思ったらまず、市販の検査薬でチェックしてみましょう。
手間もかからず直ぐに判定がでるので、妊娠したかどうかは自分で調べられます。
検査薬で陽性ならば、病院受診をしましょう。

というのも、市販の検査薬で分かるのは「妊娠しているかどうか」ということ。
「正常な妊娠か」というのは病院でなければ分かりません。
子宮外妊娠の場合、妊娠検査薬では陽性反応がでます。
しかし、残念ながらその場合は、適切な処置が必要です。

今の医療では、子宮外妊娠の継続はほぼ不可能だそうです。
そのままにしておくと、今後の妊娠の可能性も潰してしまうことになるので、早めの処置が必要なんです。

市販の検査薬での陽性反応が出るのは、生理予定日の1週間後が一般的ですが、最近はフライング検査をする人も多いですね。
検査薬の使用は生理予定日の1週間後となっていますが、フライング検査でも陽性反応が出ることも。
フライングしたら陰性だったけど、使用時期に試したら陽性だったということもあります。
検査薬は使用できる時期を待って使用しましょうね。

先輩ママの中には、検査薬で陽性が出てもすぐには受診しないという人も。
私も二人目はそうでした。これには「赤ちゃんの心拍の確認ができる時期」が関係しています。
陽性反応が出た=赤ちゃんがいる=心拍が聞こえるではないんです。

病院の内診で赤ちゃんの心拍が確認できて、初めて妊娠確定と言われます。
そうすると母子手帳の発行やら検診の事などの話が進みます。
つまり、心拍が確認できるまで何度か通う必要があるんです。
仕事をしていたり、上の子がいると病院へ行くのも大変なので、検査薬での反応がから少しして行く人もいるんです。
陽性反応が出るのは、妊娠5週目頃。遅くとも妊娠8週目頃には一度受診するようにしましょう。

一番効率がよいのは、妊娠確定の受診のときに心拍まで確認されることですよね。
そうしたらあとは妊婦検診での受診になるので、受診の間隔があきますから。

フライング検査での陽性ではなく、説明書どおりの使用期間での陽性反応の場合、妊娠はほぼ確定でしょう。
そこからプラス3週ほどで心拍の確認ができる段階。
どうしても受診のタイミングがないという人は、3週を数えて受診すると確定されやすくなります。

妊娠での病院受診や妊婦検診は、赤ちゃんのためにはとても大切なこと。
ママにとっても大切なことなんです。
時期別のすごし方や気をつけるべき点、様々な検査など、出産までにはたくさんの項目がありますが、病院からのアドバイスがとても助かります。
時には、ドクターから指示が出ることもあるので、早めの受診と妊婦検診の受診がとても大切なんです

普段の生活をゆっくりマタニティーへシフト

妊娠してますよと言われても、実感がわかないという人は少なくありません。
私自身、一人目の時はそうでした。母子手帳をもらって初めて『妊娠したんだ』と思いました。
あとは、つわりがきつかったので、妊婦って大変なんだ…と思いました

。妊娠している自覚がないと、ついつい無理をしてしまいがち。でもお腹の中には大事な命が。
少しずつマタニティライフにしていきましょう。今
までの生活で気を付けなきゃいけないことや変えておくことを幾つか見ていきましょう。

まず、アルコールとタバコ。
これは妊娠がわかったらすぐにやめなくてはいけません。赤ちゃんにダイレクトに響きます。
気を付けたいのは、タバコの副流煙。パパが喫煙者であれば注意が必要です。
この副流煙、自分でタバコを吸うよりも害が強いことは周知の事実です。

自分でタバコをやめるのはできるかもしれません。赤ちゃんがお腹にいますからね。
しかし、旦那や時には自分の親、義理の親がタバコを吸っていたらどうしましょう。
無理にやめさせることはできないですが、せめて屋外で吸ってもらう、自分のいるところではなるべく吸わないでほしいことを伝えましょう。
自分で対策をとることもしましょう。赤ちゃんができたから禁煙するのは義務ではありません。
禁煙を押し付けることはしないようにしましょう。
自分と赤ちゃんを守るのも大事なこと。
喫煙者が近くにいる場合は、そこを離れる、換気を必ずする、マスクをするなど自分でも対策を考えた方が無難です。
次に服装面を考えましょう。妊娠初期の頃はお腹の膨らみはほとんどないと思います。
なので、妊娠前の服も着られるでしょう。
考えてほしいのは「身体を冷やさないか」「思わぬ怪我につながらないか」ということです。
身体の冷えは赤ちゃんの成長にとっては大敵。赤ちゃんのベッドである子宮が冷えると、十分な血液が供給されなくなり、赤ちゃんの成長が遅れることにもなります。

赤ちゃんの成長はママにかかっていると言っても過言ではありません。
なるべく身体を冷やさない服装を心がけましょう。
怪我につながらないかという点は、転倒の危険性があるかどうかということです。

妊娠初期は、お腹の張りや痛みには要注意。ほんの少しのことでも痛みや張りが起こることもあります。
転倒などでも安静などの指示が出ることもあります。ドクターの指示には必ず従いましょう。
特にハイヒールやミュールサンダルなどは注意が必要です。ローヒールのものに替えたほうが安心です。

生活の全てを変える必要はありませんが、妊娠していないときより少し注意が必要です。
過敏になりすぎないことも大切。ちょうどよいバランスでマタニティライフを楽しみましょう。

つわりは人それぞれ。無理せず休もう

多くの妊婦さんは、つわりを経験するでしょう。
つわりは人によって様々です。
吐きづわり、食べづわりは特に個人差が激しいでしょう。
吐きづわりで多いのは、ご飯の炊ける匂い。私もダメでした。
油の匂いがダメな人もいれば、野菜がダメになったという人も。
食欲も一気に落ちちゃう人もいます。

様々なつわりがありますが、自分が経験したつわりを他の人も経験するというわけではありません。
ちなみに私の場合、眠気と吐きづわりから始まり、食べづわりになり、安定期にはつわりは収まりました。
安定期頃には収まる人も多いですが、中には産まれる直前までつわりつと苦しんだという人もいます。
つわりは病気ではありません。仕事をしていればそれを痛感させられることもあるでしょう。

しかし辛いときは休むことが大切。無理をしてもいいことはないですよね。逆に危険はたくさん。
つわりが酷く、水分も受け付けない場合には、適切な処置が必要です。
点滴で済む場合もあれば、時には入院もあり得ます。つわりだからと無理をしてもいいことはひとつもなし。
自分のつわりの傾向を理解して対応していくことが大切なんです。

吐きづわりの時は、何も食べたくないと思うでしょう。
栄養バランスは確かに大切ですが、食べられるものを食べられる量でOK。
無理して1人前を!!と思わなくても大丈夫。水分だけはしっかり摂れる工夫をしましょう。
野菜たっぷりのスープをが食べられれば、水分も野菜も摂ることができるのでおすすめです。
作るのが大変なときには、まとめて作っておき冷凍保存しておくと便利ですよ。

特に夏の時期は脱水症状は命とり。ドリンクゼリーやフルーツゼリーなら食べられたという人もいますよ。
つわりを全く経験しなかったママもいますし、軽いつわりだけで終わったというママも。
私は一人目はつわりがきつかったですが、二人目は軽く済みました。
妊娠ごとに違うつわりを経験したという方もいるようで、つわり=コレ!!というものがありません。
だからこそ、周りの意見ではなく、自分の体調を自分で把握し管理することが必要なのです。

以前の考えでは「妊婦さんは2人前の食事が必要」と考えられていたこともあり、自分の母親世代やおばあちゃん世代から
「もっと食べなさい」といわれたという人もいます。
しかし、それは現代的な考え方ではありません。
つわりの時期は、周りの人には理解してもらいにくいでしょう。
自分しか経験できないつわりですから。十人十色のつわりです。
対処法を見つけるまでは長く暗いトンネルかもしれません。でも必ず終わるときがきます。

つわりの時期もどんなに長くても出産までには終わるもの。
休めるときにはしっかり休んで無理をしない体作りをしていきましょう。

食欲がないとき、どうする!?

妊娠初期は、つわりで食欲が落ちることは往々にしてあること。
そういうときは無理して食べなくても大丈夫。
ただし、全く何も食べられない、水も受け付けない場合にはすぐに受診が必要です。

この時期は、食欲にかなりの差が出たり、食べられるものが変わったりしますよね。
つわりの時期は食べられるものを食べられる量で大丈夫。
しかし、積極的に摂りたい栄養素があります。
それは「葉酸」。

食事で摂取するのが難しいと言われる栄養素ですが、妊婦さんには摂取を強く薦められます。
そうしたときに便利なのがサプリメント。
特に葉酸はサプリメントでしっかり摂りましょう。

つわり中は料理をすることも大変な時がありますよね。
旦那さんの分や、お弁当を準備しなきゃいけない日もあるでしょう。
無理をしないで、買ってきてもらうのもひとつ。辛
いときは素直に辛いと話しましょう。
男性には分かってもらいにくいですが、体調優先で対応しましょう。

食欲がなくても、水分だけはしっかりと摂ってください。
この時期の赤ちゃんは、急激な成長を遂げますが、へその緒から栄養をもらうのはまだもう少し先。
今はママが無理をしないことが大切。
食べなくてはいけないという思いが、ストレスになることもあります。
食欲が回復するまでは、水分だけはきっちり!!
あとは無理しない範囲で食べましょう。

妊娠すると、体重管理も必要になります。
安産にも赤ちゃんの成長にも大切なことです。
今の時期は体重が急に増えることは少ないと思います。
ただ、早い段階から体重管理のくせをつけておくと、後々が楽になりますよ。
体重が増えるからと、この時期から食事制限をするひともいるようですが、その必要はありません。
今の時期は妊娠前と変わらないくらいの食事で大丈夫。

食べづわりで、空腹時に吐き気がある人はキャンディーやグミなどで空腹の時間減らすといいですよ。
どうしても食欲がないときにでも食べられたという声が多いものが、ゼリー系。
ゼリー系飲料とかもありますよね。
フルーツ入りのものもありますし、体調によって食べられるものも変わるこの時期には、便利な食品。
そのほかには、ファストフードのポテトなら食べられたという人や、カレーなら大丈夫という人も。

改めてつわりって人それぞれなんだなと感じます。
妊娠初期のころの食事で気をつけることは特にないといっても大丈夫。
食欲がないのに無理して食事を摂る必要もありません。
体調に合わせて食事を調整していきましょう。

風邪をひいた時、薬はOK?

風邪は誰でも罹患する可能性があります。
妊婦さんだから風邪を引かないってことはありません。
むしろ、風邪を引きやすい状態なんです。

抵抗力が低くなっているので風邪も引きやすい状態で、しかも治るのに時間がかかる状態です。
風邪を引かないように予防するのはもちろんですが、抵抗力を高めることも大切です。

しかしながら、どんなに予防しても風邪を引くことはあります。
それは妊婦じゃなくて言えることですよね。
問題はその先。薬の使用に関してです。

ご存知の通り、妊娠中はなるべく薬を飲まないでいることが勧められていますよね。
特に妊娠初期は、赤ちゃんが急激な成長を遂げる時期。
様々な器官も形成される時期なので特に注意が必要とされています。

よく「妊娠しているのに気づかず薬を飲んでしまったけど、赤ちゃんへの影響は?」という質問を見かけます。

皆さんが心配している「妊娠がわかった時期」というのはほとんどの場合が市販の検査薬での陽性反応が出た時。
その時点での妊娠週数は、妊娠5週くらい。
妊娠週数の計算は、前回の生理日を0週の始まりとして計算します。

つまり前回の生理期間は妊娠週数としてはカウントされますが、実際には妊娠していない時期となります。

生理予定日が妊娠4週、予定日の1週間後が妊娠5週ということになりますよね。ほとんどの人はこの時期に妊娠がわかります。

この時期は「絶対過敏期」とも呼ばれています。
この期間は、赤ちゃんの体の重要器官の分化が始まる時期。薬の影響を最も受けやすい時期です。

この「過敏期」というのは、必ず影響が出る時期というわけではありません。
あくまでも「影響が出にくい時期」とされています。

この時期は素人判断での服薬は危険と考えられています。しかしながら、市販の風邪薬を1回飲んだだけで、赤ちゃんに異常が出るとは考えられにくいようです。

時には処方薬を飲むときもあるでしょう。
妊娠を伝えていないときにもらった薬ならば、その薬を使用してもよいかを婦人科のドクターに相談しましょう。

もちろん薬を飲まないですごすことができたらそれに越したことはありませんが、飲んでしまったものはもう戻せませんよね。

妊娠がわかったら市販薬の服用は中止し、妊娠確定のために婦人科を受診しましょう。
どうしても心配ならば、そのときにドクターに相談することもできます。

そして、妊娠が確定された後の体調不良時の対応も確認しておくとよいでしょう。
ほとんどの場合は婦人科から処方されるようですが、その薬は、妊婦さんでも飲める薬なので安心して服用することができますよ。

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