コンビニで調達できる離乳食。非常時にはこれを選んで!

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台風、水害、巨大地震に火山の噴火……自然災害の脅威を目の当たりにして、私たちの身の回りでも、災害に備える意識が浸透してきています。中でも小さいお子さんがいる家庭は、いざという時の対処に頭を悩ませているのではないでしょうか。

その中でも、ここでは離乳食の調達について取り上げてみたいと思います。万が一の時、即座にコンビニで調達するとしたら、いったい何を買えばいいのか? いざという時でも慌てないように、選ぶポイントをおさえておきましょう。



基本のルール3つ

まず、覚えておくべきルールが3つあります。
①加工食品はダメ!
②お弁当・お惣菜もダメ!
③おにぎり・サンドイッチもダメ!
ビックリするくらい、どれもダメ!です。コンビニで売っているものは、基本的に大人向けの食事ばかり。どれも塩分や添加物が多くて赤ちゃんにはオススメできないからなんです。それではいったい、何ならOKなんでしょうか?

主食ならコレ!

主食に選ぶなら、レトルトパウチのおかゆが一番です。メーカーにもよりますが、おかゆの固さは、だいたい9カ月の赤ちゃん向けくらいであると考えてください。月齢に合わせて、水でふやかしたりすりつぶしたりするとよいでしょう。
それ以外では食パンや無糖のコーンフレークなども使用できますが、パンはイーストフードとショートニングを使用していないものがオススメ。菓子パンは糖分・油分が多いですし、おにぎりは包んでいる袋の滑りをよくするための油が使われていますので、避けた方が無難です。

汁物は薄めて使う

コーンスープや味噌汁も、コンビニでは手に入りますね。ですが、いずれも味付けや塩分が高いので、水で薄めて与えるようにしましょう。
また、加熱していない牛乳は1歳未満の赤ちゃんにそのまま与えると、アレルギーの原因になったり、胃腸に負担をかける場合があるので、使わないように注意しましょう。

野菜・海藻も使えます

枝豆やコーン・ほうれん草などの冷凍野菜、乾燥わかめなども売っているので、上手に使うと食事の幅が広がります。主食のおかゆと混ぜたりしてもいいですね。ただしお弁当コーナーのサラダやボイル野菜は、塩分が多いほか、劣化防止の添加物を使用している場合も多いですので、なるべく使用は控えてください。
果物を売っているコンビニもあります。生のバナナなどが手に入りやすいですが、デザートコーナーにあるフルーツは、砂糖で煮た缶詰の果物が混じっている場合があるので注意しましょう。

アレルギーに注意して

その他にも、きなこやすりごまはおかゆと混ぜて。豆腐や納豆、プレーンヨーグルトなども味付けしないで使えますね。
上手に選べば、多くの食材がアイデア次第で離乳食に早変わりできます。これは災害などの緊急時だけじゃなく、長期の旅行先でも使えるテクニックですので覚えておくと便利です。
ただし、いずれもアレルギーなどには十分注意をして、保護者がきちんと責任を持って確認した上で食べさせてあげてくださいね。

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