子供の肥満解消法

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甘いお菓子に、脂っこい食事・・・

最近は日本の食文化もずいぶんと変わり、生活習慣病など体への変化も少なくありません。

そして最近心配されている「子供の肥満」があります。

肥満は進行するといろんな弊害もあります。早めの対処を心がけましょう。



子供の肥満

肥満傾向の子供は年々増加しており、30年の間に約2~3倍に増えてきています。
また見た目の肥満だけではなく、見た目には分かりづらい内臓脂肪症候群いわゆるメタボリックシンドロームの問題を抱える子供も増えてきています。
子供の肥満をチェックするには計算方法があります。
幼児の場合:カウプ指数=体重(kg)÷身長(cm)2×10 4乗
で計算され18~20未満が肥満気味。20以上が肥満になります。
小学生以上の場合:ローレル指数=体重(kg)÷身長(cm)3×10 7乗
で計算され145~160未満が肥満気味。160以上が肥満になります。

子供の肥満の原因

子供のときにたくさん食べて大きくなることは大切ですが、成長と肥満は別物です。
子供の肥満が増えた大きな原因は、食生活や生活習慣の乱れが大きく関係しています。
好きなものを好きなだけ食べる生活をしていれば、子供でも肥満になって行きます。最近は夜型の子供も増加傾向にあり、夜中でも飲食をしてしまう子供も増えています。
そういった食生活の変化や生活習慣の乱れに加え、運動不足や親からの体型遺伝など様々な要因が組み合わさり、子供の肥満は増えてきているのです。

肥満の影響

肥満の低年齢化が進み、子供にも成人病や生活習慣病が出てくるようになってきています。
糖尿病・高血圧・動脈硬化など、今まで中高年の病気といわれていたものが、子供の肥満の増加とともに、影響を与えてしまうようになっています。
また成長段階の子供には呼吸器の障害や、骨や関節の成長障害なども懸念されます。
子供の頃には問題がなくても、大人になっても肥満体型が続いたり、大人になった時に病気を発症してしまうこともあるので、早く改善しておかなければ一生を通して、肥満の影響を受けてしまうことになりかねません。

肥満の解消法

成長段階の子供には規則正しい生活とバランスの取れた食事が一番大切になります。
1日3食しっかり摂っていれば、間食や無駄食いを防止することができます。
和食はカロリーが低く、必要な栄養素をバランスよく摂取することができます。味の濃い脂っこい食事を控えて健康的な食事を意識してあげるようにしましょう。
1日のうちにしっかり運動しておけば、体も疲労し規則正しい時間に睡眠をとることができるようになります。運動と生活の見直しをしっかりして早めの改善を心がけましょう。

肥満の注意点

子供の肥満には食生活の変化が大きく影響していますが、実際に子供の生活を管理しているのはパパやママです。
食べたいものを食べたいだけ与えていては、子供の健康に悪影響を与えてしまいます。
子供の生活をしっかり管理し、子供の健康を一番に考えるようにしてあげましょう。
成長段階の子供の過度のダイエットは危険です。
まずはバランスの取れた食事を意識して、子供の成長を応援しながら取り組んでいきましょう。

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