出産と子育てにまつわるお金の問題

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子どもを生み育てるとなると、どうしても無視できないのがお金の問題です。

子どもを育てるのには、思っている以上にお金がかかります。

『何とかなる』と思っているあなた、本当に大丈夫でしょうか?

出産と子育てにまつわる、最低限抑えておきたい金銭問題についてご説明します。



妊娠中と出産にかかる費用

妊娠してからの妊婦健診と出産費用って、すごく高額なイメージですよね。
ですが、これらには意外と費用がかかりません。
妊婦健診は自治体による無料化が進んできていますので、自己負担費用はそれほど高額ではありません。
出産時も出産一時金がもらえるので、入院時に個室を希望したり、オプションをつけなければそれほどの持ち出しはしなくてすむでしょう。

お金がかかるのは、ベビー用品などを買い揃える時です。
チャイルドシートやベビーカーなどの高額なものから、肌着やおもちゃまで買い揃えるとなるとかなりの出費に。
すべて新品で購入することにこだわらず、短期間しか使用しないものは中古やお下がりを頼りましょう。

ママが働けない間の生活費

共働き夫婦の場合、育児中はママの収入が途絶えてしまいます。
ママが働けない間、生活費はやりくりできそうでしょうか?
育児期間だけ貯金を切り崩すとしても、すぐに底をつく恐れはないでしょうか?

パパの収入だけでどう生活していくか、しっかり考えておかないと産後に困るかもしれません。
すぐに職場復帰しようと思っていても、思い通りにいかない可能性もあります。
ちょっぴり不安かも…という場合は、ある程度の貯金をしてから子作りをするようにしましょう。

学資保険に入ろう

子どもにまつわる出費の中で、大きなウェイトを占めるのが学費ですね。
保育園から大学まですべて公立に進学しても、1,000万円ほど学費がかかってしまいます。
もちろん、私立ならそれ以上です。

こつこつと貯蓄をしていけるならいいのですが、それがなかなか難しいんですよね。
そこでおすすめしたいのが学資保険です。
学資保険に加入すると、確実にお金を貯めていくことができます。
払込保険料よりも受取額が多くなって得をする学資保険もありますよ。

また、学資保険には生命保険機能もついていることが多いです。
保険料を払い込んでいる途中で契約者(親)に万が一のことがあった場合、払い込みは免除され、満期金を受け取ることができます。

生命保険の見直しをしよう

赤ちゃんが生まれたら、生命保険の見直しもしなくてはなりません。

まだ子どもが小さいうちに夫にもしものことがあった場合、残された母子は経済的に深刻な問題を抱えることになります。
子どもの教育費を充分に捻出できず、妻の老後の費用の貯蓄まで手が回らなくなってしまうでしょう。

夫の生命保険の内容を充実させ、かといって家計を圧迫しない程度の保険料におさまるような保険を見つけたいですね。
もちろん、妻側の生命保険も見直しをしましょう。

子どもが小さいうちに貯めよう

子ども関係で一番お金がかかるのは、大学に進学する時です。
それまでに充分な資金を貯めておきたいですよね。

お金を貯めやすいのは、ずばり子どもが小さいうちだと言われています。
小さいうちというのは、小学校を卒業するまでです。
中学校に上がると、どんな部活に入るかによりますが、意外な出費が増えるかもしれません。
子どもが生まれてから小学校卒業までの12年間は、がんばってやりくりしてしっかり貯金をしておきましょう。

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