赤ちゃんとのスキンシップには、ギュッと抱きしめること、頭や頬を撫でること、優しくマッサージすることなど様々な方法がありますね。
よく笑ってくれるようになると、こちょこちょくすぐって可愛い笑顔を声をリクエストしてみたくもなります。
この“こちょこちょ”に、実は大きな効果があるらしいのです。しかもママの美容にも効果があるとなると必見ですね♪
●愛情ホルモン
赤ちゃんとスキンシップを取ると、脳下垂体後葉からオキシトシンが分泌されます。
このオキシトシンが“愛情ホルモン”と呼ばれるのだそうです。
愛情ホルモンは赤ちゃんの発育に大きな影響を与えると言われています。
いったいどんな良い影響があるのでしょうか?
●赤ちゃんへの効果
愛情ホルモンの分泌により、情緒が安定します。触れてくれる母親への信頼が育ちます。
情緒面で満たされて育った子どもは自立しやすく社会性も高いそうです。
また、成長ホルモンにも良い影響を与え、病気に対する免疫力や抵抗力も強化されます。
スキンシップは子供の心と体の両方の健全な発育に欠かせないものだということがわかりますね。
では、くすぐるというスキンシップ法にはどんな効果があるのでしょうか?
●赤ちゃんをくすぐると
くすぐられて声を出すことは発声のトレーニングになり、自分の感情を表現することはコミュニケーション力の基盤ともなります。
最初のうちは、ママと見つめ合ってこちょこちょされてキャッキャッと喜んでいるだけかもしれませんが、成長するにつれて「くすぐったいよ~♪」「あ~面白かった」「あ、またされる!キャ~くすぐったい♪」「はあ~♪ん?もうやらないのかな?いや、まだきそうだ・・・きたきたキャ~♪」
と赤ちゃんの頭の中で様々な感情の変化が生まれてきます。
相手あってこそ生じるこれらの感情により、ママとの絆やコミュニケーション能力が強まっていくんですね。
●くすぐるママにも効果
赤ちゃんとスキンシップを取ることでママにも愛情ホルモンが分泌され、リラックス効果が働きストレスを軽減してくれます。
愛情ホルモンは母乳を出す作用もあります。
さらに女性としても嬉しいのは、愛情ホルモンのオキシトシンは美肌とダイエットにも効果があるのだとか!
そこに“笑い”がプラスされるとどうなるでしょうか?
誰かをくすぐると、くすぐる方も自然に笑顔になりますよね。
笑うことによってもストレスは軽減されるので、スキンシップ+くすぐりの相乗効果でかなりのストレス発散になります。
ストレスが軽減されることにより女性ホルモンの分泌が促されるので、健康的に美しくなれるのです!
●こちょこちょでみんな幸せに
ママと赤ちゃんだけでなく、お仕事でストレスをたくさん抱えているパパも“こちょこちょ遊び”に参加してもらいましょう。
ある程度大きくなると、くすぐられるのを嫌う人もいるのでそんなタイプのパパや大きいお姉ちゃんお兄ちゃんには無理にくすぐらないように。
見てるだけでも自分がくすぐられているような気分になるので、それでもいいかな?
喜んでいるように見えている赤ちゃんや子どもにも、くすぐっている時の反応やくすぐり終えたあとの反応を見て、強さや場所の加減をしてくださいね。
くすぐる時間は5~10分くらいで効果があるそうですが、10分もくすぐられると逆に苦痛な気もします・・・。連続でなく、休み休みで10分以内を目安にするといいかもしれませんね^^