北海道道東エリアで子供と行きたいスポット5選

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世界自然遺産の知床国立公園、ラムサール条約に登録されている釧路湿原等がある他、数々の国立公園や国定公園がある北海道 道東エリア。

オホーツク海と太平洋に挟まれたこのエリアは夏の太平洋沿岸部の平均気温は16~17℃。

冬の風物詩の流氷は早ければ1月下旬に接岸します。

野生動物と人間との共存についての道民の意識の高さが随一の道東エリアをご案内します。



摩周湖

湖面は海抜351m、周囲約20km、面積19.2平方キロメートル、最深211.4mの世界一級の透明度を誇るカルデラ湖は【摩周湖】です。
刻々として変わる湖面の変化が訪れる人を魅了します。
湖の周囲は300~400mの絶壁に囲まれ、その斜度は平均45度もあり、これほど険しい湖岸はほかにはないでしょう。
『霧の摩周湖』とよばれ、注ぎ込む川も流れ出る川もないのに、水位はいつも変わらない不思議な湖は、多くの時間を霧が包み込みなかなか姿を見せてくれませんが、ふと美しく神秘的な姿を現します。不純物をほとんど含まない水が作り出す、まるで藍を流したかのような独特の深い青色は「摩周ブルー」といわれています。

阿寒湖

周囲26km、海抜420m 国の特別天然記念物のマリモ(毬藻)の生息地として有名な【阿寒湖】。
阿寒を代表する二つの山、雄阿寒岳と雌阿寒岳に囲まれた美しい湖が阿寒湖です。
マリモはシオグサ科に属する緑藻植物で、阿寒湖ならどこにでも生息しているわけではなく、北岸のチュウルイ湾およびキネタンベ湾にあり、国の特別天然記念物に指定されているので、生息地への立ち入りは禁止されています。
温泉も豊富で周辺のお宿なら、どこでも温泉を楽しむことができます。
周辺には幾度かの噴火によりできたと言われるペンケトー・パンケトー・太郎湖・次郎湖もあり、展望台などから眺められます。
また湖畔の温泉街にある戸数36戸、人口約200名の北海道内一の大きなアイヌコタン(村)があり、アイヌの伝統文化にも直接ふれられます。
国の特別天然記念物のタンチョウ鶴の優美な姿を見ることができます。

知床五湖

原生林に囲まれてたたずむ幻想的な5つの湖です。
周りの樹林や知床連山を湖面に写しながら静寂を保っている姿は、まさに原始の中の楽園にふさわしく、数多くの植物、動物たちを目にすることができます。
高架木道の展望台からは、第一湖と知床連山の大パニラマが見渡せます。
2016年より冬期間も散策できるようになります。
純白に包まれた知床連山を背景に、足跡ひとつない湖面をすすみ、時には寒さを耐えしのぐ動物たちや海に大きく広がる流氷を目にすることができるでしょう。
厳冬期の知床五湖は、引率指導者として認定されたガイドツアー(有料)による限定利用です。高架木道は閉鎖中のため利用することはできません。

小清水原生花園

国道244号線に沿い、オホーツク海と湯沸湖(とうふつこ)に挟まれた約8km(275ヘクタール)の細長い砂丘が【小清水原生花園】です。
クロユリの神秘的な花がオホーツクの短い夏の到来を告げると湯沸湖の湖畔にセンダイハギ、ヒオウギアヤメの群生が広がります。
7月になると、町花であるエゾスカシユリやエゾキスゲ、ハマナスなどの代表的な花が咲きそろい、黄色やピンク、紫といった色とりどりの天然の花畑が見られます。
6月から8月にかけては、約40種類の花がその時々で楽しむことができ、6月中旬から7月下旬がもっとも美しい時期となり、色鮮やかな花々で原生花園がにぎわいます。

釧路湿原

釧路湿原は昭和62年、26,861ヘクタールの湿原が国立公園として指定されました。
これは、日本の全湿原面積の約60%にあたる日本一の大湿原です。
天然記念物のタンチョウをはじめ、貴重な動植物が数多く生息する、野生動物の楽園にもなっています。
平成5年にはラムサール条約にも登録され、世界的にも自然保護の重要性をもつ湿原です。
湿原内では、北海道馬「どさんこ」に乗って普段んは入ることのできない釧路湿原を乗馬トレッキングを楽しみながらどさんこ湿原探索が可能です。
手つかずの自然を馬の背中からじっくりと鑑賞できます。
春から秋のシーズンはもちろん、雪に覆われた湿原を歩く雪上乗馬が感動的です。

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