人は3歳までの教育で人生の80%が決まると言われています。
ひとつの区切りとして考えられることの多い「3歳」は、どういう時期なのか、
またどうすれば3歳までをどう過ごすべきなのかをまとめてみました。
3歳はとても大事な時期のようです。
3歳ごろの様子
3歳にもなると体も心もずいぶんと成長していきます。
ボール遊びやかけっこ、ジャンプなども上手にできるようになります。
手先も器用になり、細かな作業もできるようになります。
また色や大きさなどの簡単な質問にも、答えられるようになります。
自分の名前や年齢、身近なものの名前も答えることができます。
また友達と遊んだり、ごっこ遊びをしたりと友達という関係性も少しずつですが理解していきます。
自分の思っていることや要求も伝えることができ、生活面でも自分でできることが増える頃です。
3歳の脳の発達
人の脳はおよそ3歳までで発達がほぼ完了します。
その為、3歳児までの環境や人間関係、経験などが脳の発達に影響します。
3歳までに脳の発達が完了するということは、3歳までに起こったことで脳がほぼ出来上がるということです。
3歳までにたくさんのよい経験やコミュニケーション・スキンシップが重要とされてきたのは脳の発達と関係があるからなのです。
3歳までにできるだけ多くの、よい刺激を与えることがとても重要になってきます。
3歳が重要な理由
3歳までの教育が重要とされているのは、この時期に人格の基礎が形成されるからです。
この人格の基礎は、3歳までに自分がどのくらい大切にされたか、愛されてきたかが重要になります。
人格形成する中で、自分の存在価値が確実なものかという点が問題になるのです。
3歳までに自分は愛されているという充実感と安心感を得ることができれば、安定した人格形成ができます。
また逆に愛されているという核心がなく、自分の存在価値を見出せていないのであれば、人格形成に大きな影響を与え、人間としての大切な何かが大きく欠落してしまう可能性もあります。
3歳までが重要なのはそういった人としての土台が完成する時期だからということが言えます。
子育てのポイント
3歳までの子育てのポイントは、前出のように細やかなコミュニケーション・スキンシップが大変重要になります。
子供にたくさん話しかけ、会話をし、スキンシップをし愛情深く育てていきましょう。
そしていろんなものを見て、聞いて、触って、感じて。いろいろな経験をさせてたくさんのよい刺激を与えてあげましょう。
そうすれば子供は、親のあたたかで大きな愛に包まれながら、のびのびと成長していくことができます。
注意点
3歳児は自分でできることがたくさん増えていきます。
しかしそのほとんどの行動はまだ未熟で時間がかかるものです。
手を出したくなる事もあると思いますが、ゆったりと子供ができるのを見守ってあげることが大切です。
時間がかかっても、自分で成し遂げた達成感がまた成長のよい刺激となるのです。