赤ちゃんとちょっと遠くへ旅行する時の注意点

2,528 views

赤ちゃんの首がすわるまでは、なかなか遠出ってすることができません。

でも、腰もしっかりしてくる6カ月すぎからは、お出かけしたいな~と考え始めるママも多くなるのではないでしょうか。

大人だけでなく、赤ちゃんも一緒に楽しむ旅行をするために覚えておきたいことを、まとめてみました。



海へ出かけてもOK?

調べてみたところ、海にあまり早いうちから連れて行くのはちょっと……せめて、お座りが一人でできるようになってから、という意見が一般的のようです。
連れて行く場合は、まずはおうちのプールで遊ばせるなど、水や紫外線に身体が少しずつ慣れてからがよいでしょう。もちろん、日焼け止めクリームをぬったり、帽子や長袖のTシャツなどでカバーすることは必須です。
それでも、いちばん紫外線の強い時間帯(10時~15時)は避けましょう。太陽光線は反射するので、パラソルの下などでは安心しないこと。建物の中が一番です。
となると、ほとんどを海の家で過ごし、朝か夕方に5分ほど波打ち際でパシャパシャする。それが0歳児の海デビューになるようですね。
ママはなかなか大変そうですが、赤ちゃんは暑い、ツラいを言葉にすることはできません。赤ちゃんの体調を第一に考えて、絶対に無理はしないようにしましょう!

温泉でゆっくり

旅行ができるようになれば、温泉もOKです。
酸性泉や硫黄泉など、赤ちゃんにむかない泉質もあるので、あらかじめ泉質を調べておくこと。それともう一つ大事なのは、湯温です。あらかじめ情報を得ることはできない上、熱すぎても大浴場では水を足すことは許されません。大浴場ではベビーバスを貸し出してくれるところもありますので、そういったものを利用して温度を調整してあげましょう。
とはいえ、赤ちゃんだと排泄の不安などもありますから、生後3カ月くらいまでは公共の浴場はやめておいた方がいいかもしれません。どうしても、という場合は手早くすませ、長湯は避けましょう。脱衣場の利用では、ベビーベッドがない時のためにバスタオルを1枚余分に持っていくと、重宝します。
少しでも不安がある場合は、客室の風呂や貸切り風呂で、パパとママが交代で面倒を見ながら入る、というのが一番でしょうか。

乗り物別:自動車

旅を楽しむためにも、まずは事前準備をしっかりとして、余裕を持って行動する必要があります。
自動車の場合は目的地までの道路情報を良く調べておき、1時間から2時間の間で必ず休憩をとれるポイントを押さえておきましょう。高速道路のSA、大型ショッピングモール、ベビー用品店や道の駅など、おむつ替えと授乳のスペースが確保してある施設なら、ゆっくり休めますね。
車を降りる時は、たとえ短時間でも絶対に、赤ちゃんを車に残さないようにしてください。車内への放置だけでなく、最近ではオートロックによる子どもの閉じ込めが多発しているようです。意図しないままロックがかかって、炎天下の中、解除できずに子どもが熱中症になったケースもあります。
車内の冷暖房も、外気温との差が大きくならないように注意しましょう。エアコンの風は、赤ちゃんに直接当たらない向きで。

乗り物別:電車

なるべく、混雑している時間帯は避けるようにしましょう。
指定席は禁煙車を選び、長時間の乗車なら赤ちゃんの分まで指定席をとると楽です。
また、新幹線には「多目的室」として授乳などに使える個室があります。車掌さんに申し出れば開錠してもらえますので、事前に調べてその近くに席をとるといいかもしれませんね。その他にも、一番先頭か後方の席ならベビーカーが置きやすいですし、ぐずった時のためにはデッキに近い方が便利です。
ほかの乗客の迷惑にならないように配慮して、座席は早めに予約をしておきましょう。
ぐずり対策用の絵本やおもちゃは必須!です。

乗り物別:飛行機

まず、紙おむつやミルクなどの必要なものは、必ず余分に手荷物の中へ入れておくことが大切です。
国内線の飛行機では、赤ちゃん連れ優先座席があったり、ベビーカーやチャイルドシートの貸し出しもしています。おもちゃや絵本の貸し出し、ミルク作りのお手伝いサービスなども受けられますので、予約時など事前に伝えておくといいかもしれません。
また、ほとんどの飛行機におむつ替えシートがついていますので、おむつは絶対に座席で交換しないようにしましょう。
離陸時のときは耳が圧迫されがちなので、ミルクをあげながら過ごすと、耳の負担が和らぐそうです。母乳のママもすぐあげられるように、授乳ケープなどを準備しておくといいですね。

慣れない電車や飛行機などでは、騒音や振動、あるいは閉塞感などで赤ちゃんもストレスを受け、どうしてもグズってしまいがちです。座席に着く前に、周囲の方へ一言ご挨拶をしておくといいですね。
赤ちゃん連れだと、旅先で見知らぬ方が助けてくれるケースも多々あります。
「お互いさま」の気持ちを忘れずに、みんなで楽しい旅ができますように!!

こんな記事も読まれています



シェア