大便のトイレトレーニングだけうまくいかない理由と成功へのコツ

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3~4歳のお子さんをお持ちのパパママなら、「絶賛トイレトレーニング中!」という方も多いのではないでしょうか?

また、「おしっこは順調にトイレでできるようになったけれど、うんちに手こずっている・・・」なんてことも多いはず。

今回は、うんちトレーニングがおしっこと並行して進めない理由と、成功へ導くためのコツをまとめました。



うんちトレーニングにベストな年齢は?

まず、子どもが「便意」を感じるようになる年齢について考えてみましょう。
「尿」を膀胱にある程度ためて「尿意」を周囲に主張できるようになるのが、2歳過ぎ~3歳前後と言われています。
このタイミングと、幼稚園入園を視野に入れて、トイレトレーニングを開始するご家庭がほとんど。
順調な場合は、おしっこのトイレーニングは半年ほどで成果を挙げ始めます。
でも、「便」を体内にためて、「便意」を確認、「トイレまで我慢する」という動作ができるようになる目安は3歳~6歳が目安なんです。
そうです、おしっことうんちのトレーニングがほぼ同時にすっきり完了するのは大人の理想。
子どもの体と脳からしたら、それはちょっと難しい要求だったのです!
ただ、3歳でも言葉や動作についての意識を持たせて、少しずつトレーニングしていくことは可能。
絵本や毎日の呼びかけ、お子さんのうんちのタイミングの観察を気長に実践してみてください。
おしっこに成功しているお子さんならば、割と早く効果が出るかもしれません。

トイレでうんちをすることへの抵抗と恐怖心

「おしっこがトイレでできるのに、うんちは嫌がる」とお悩みではありませんか?
その原因は以下のことが考えられます。

・うんちを落とすという感覚がわからない(不安、恐怖心)
・いきみづらい
・物陰や、カーテンの裏などで隠れてしたい(はずかしい)
・捕まるものが欲しい
・意識はあるけれど、便意を感じてからトイレまで我慢できない

特に、3歳ごろのお子さんは「うんちもトイレで!」と頭ではわかっていても「我慢できない」というケースが多め。
オムツやパンツを汚してしまったとしても、残念がったり、怒ったりせず「できたこと」を高く評価してあげるようにしてください。
また、恐怖心や不安感があり抵抗を示す場合は、おしっこ同様にうんちの出し方について絵本や大人のトイレに同行させることで少しずつ拭ってあげるのがおススメです。

うんちに挑戦しやすいトイレづくり

うんちに挑戦しやすいトイレ環境はばっちりでしょうか?
「いきむ」という動作は大人でもたまに苦戦しますよね…
子どもならばなおさらです。
補助便座だけでなく、取っ手や踏み台といった「いきみやすい」環境を整えてあげましょう。
踏み台は、100均で売られているものでも十分です。
また、紙パックで手作りすることも可能。
その場合は、紙パックの中に詰め物をし、しっかり固定するなどして頑丈に作ってあげてください。

うんちだけ「おまる」を利用してみる

「トイレまで我慢できない」、「トイレではいきみづらい」、「トイレでうんちに強い抵抗がある」、こんな時に便利なのが「おまる」。
おまるであれば、トイレ以外の場所でも挑戦しやすく、急な子どもの「便意」にも即座に対応できるのがメリットです。
また、トイレほどの高さもないので子どもがいきみやすいのもおまる。
うんちトレーニングがおまるで順調に進むようになったら、おまるをトイレに置いてみたりと少しずつステップアップしていってみましょう。

焦らず、怒らず、気長に構える!

できなくても、「焦らない」。
失敗しても、「怒らない」。
トイレトレーニングで親に求められる定番の2大「ない」です。
わかってはいても、おしっこが成功しているならなおさら、焦るし「どうして?」というイライラも募ります。
でも、「どうしてできないのか」を知っていれば、そんなストレスもちょっと軽くなります。
うんち成功の年齢は5歳~6歳がほとんど。
いつかは必ずトイレでするのが当たり前になります。
幼稚園入園に無理に間に合わせなくても、トレーニングさえ地道にしていれば、環境の変化と刺激で親元を離れた途端、あっさりできる子も多かったりします。
気長に「ドン」と構えて続けることが大切です。

いかがでしたか?
私自身も、子どものうんちトレーニングで悩まされた親の一人です。
でも、「どうしてうまくいかないのか?」理由を知った時、気が楽になりました。
理由がわかったからこそ、我が子に合ったトレーニングスタイルも見つけることができました。
是非、オムツはずれを急がずに、お子さんの個性と向き合ってみてください。

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