最近立て続けにシュノーケリングの事故が報道されていて、とても心が痛いです。
水族館のような壁の無い、とてもとても広くて美しい海の世界。
他では出会えない世界を、子どもも大人も隔てなく。安全に楽しんでもらいたい。
きっかけとして大事な事5つをまとめました。
『道具選び=安全な遊びのスタート』自分に合ったものを選ぼう!
①水中を見る『マスク』②水面で呼吸する『シュノーケル』③海をすすむ『フィン』
これはどれも”自分の体にあった道具”を選ぶ事が大事です。
特にシュノーケルは疲れず噛んでいられるか?水は吐き出せるか?が大きなポイント。
道具選びから安全なシュノーケリングはスタートします。
そして”くらげなど外敵や日焼けから体を守る”ラッシュガードやウエットスーツ”。そして子どもには”シュノーケリングベスト”。これが必須です。
ベストは潜るには邪魔なアイテム。でもベストを脱ぐのは”道具を着けてもリラックスして海に浮かび、泳げる”ようになって初めて脱げるのです。
必ず身に着けるべきスキル。お風呂を使ってしっかり練習しよう!
①『シュノーケルに慣れる』
口だけで呼吸するには慣れが必要です。噛みすぎず、緩すぎず。水が入らない頭の角度も覚えましょう!
②必須項目。『シュノーケルクリア』
”シュノーケルに水が入っているのに呼吸してしまいパニックになる”
この事故がとても多いのです。シュノーケルにはちょっとしたことで水が入るし、入った場合強く息を吹いて水を飛ばず必要があります。
これが出来ないとシュノーケルを始めてはいけない!と言っても大げさではありません。
水に入る前も入った後も。『大人がやるべき事』
子どもがシュノーケリングをする場合、大人の見守りが必ず必要です。
(大人でも素潜りやダイビングでは『バディ』を組みます)
子どもは水中に夢中になって”流されている事に気づかない”と思ってください。
つまり”浅瀬だから大丈夫”は、大丈夫では無いのです。
慣れてくる頃が事故の起き時。
大人は常に海の状態(風向き、干潮、波の様子)を確認して、夢中になっている時こそ「休憩!」「水分とって!」と声かけしてあげてください。
何にも代えがたい素晴らしい時間を、大人が冷静にサポートしてあげて欲しいと思います。
南の海の生物にはキレイがいっぱい。キケンもいっぱい。
シュノーケリングの魅力を知ると、もっときれいな海に!と南へ南へ行きたくなります。そんな時は”触れてはいけないもの”をしっかり叩き込んで行きましょう。
私が沖縄の離島へ行ったとき「さあ休憩~!」と浅瀬で手をつくと、そのすぐ横に毒の貝が居ました。
シュノーケリングはそんな風に普通に危険な物が居たり、危ない岩場が穴場だったりします。
基本の道具に手の保護のグローブや、足を保護するブーツもプラスして。
”そこでしか見られない世界を見る”ことができるシュノーケリング。ぜひ安全に楽しんでくださいね!
もし目の前で子供が溺れたら?絶対にやってはいけない事。
『絶対に正面から救護してはいけません。』
私が初めてシュノーケリングの講習を受けた時、目の前でおぼれた友人が私と隣の友達二人に手を伸ばし、一瞬にして海に引き込まれました。
溺れている人は、それがたとえ子供でも大人を引き込む力を出します。
絶対に正面から近づかない事。これはお互いの命のために絶対に覚えておいてください!