夏本番まではもう少しありますが、今年は暑くなるのが早く、そろそろ水遊びを、と考えてらっしゃる方もいるのではないでしょうか。また、6月に入ると早いところではプール開きもあるようです。安全に楽しむために、シーズン前にポイントを確認しておきましょう。
事前に体調をチェック
幼稚園や保育園では、プール遊びがある日の朝には検温をするようになっているところが多いですよね。おうちでの水遊びの際にも検温まではせずとも、しっかり体調を確認しましょう。水遊びは意外と体力を消耗するので前日しっかり眠れたかどうかも大事です。熱がなくても、鼻水が出てる場合や目やにがひどかったり目が充血していたりするときは見合わせましょう。また、目や耳、皮膚に疾患があるときは早めに治療を済ませておきましょう。
水に入る前に約束ごとを決める
一旦水遊びを始めてしまうと、なかなかやめられなくなる子もいるでしょう。水に入る前にはまず、子どもと約束事を決めましょう。「○分経ったら終わろうね」や「寒くなったら休もうね」。海や川なら「お母さんから離れないでね」、「あそこは危ないから近づかないでね」などと先に約束してしまうようにしましょう。
目を離さない
浅いプールだから、と目を離すと事故につながります。人間は洗面器の水でも溺れることがあるのです。浮き輪を付けていても同じこと。水遊びのときには必ず大人がそばで見ているようにしましょう。
こまめに休憩
水遊びは食後すぐを避け、休憩と水分補給をこまめに取りながら行いましょう。唇が紫色になったらすぐ上がるようにし、身体を温めて休憩を取りましょう。川や海などにおでかけするときは調節できるような羽織ものを持って行っておくと安心です。
海や川では靴を履こう
夏の砂浜はかなり暑くなっています。川底の石は滑りやすいです。足の裏をケガすることもあるので裸足はお勧めしません。小さい子の場合はサンダルだと歩きにくかったり、スポッと脱げてしまったりするので、濡れてもいい靴のほうが安全です。色々なメーカーからアクアシューズが出ていますので、夏用に1足あると便利ですね。
以上のことをしっかり気を付けていても、何があるかわからないものです。機会があればぜひAEDの使用方法、おぼれた人を救助する方法、服を着たまま泳ぐ方法などの講習を受けられることをお勧めします。
最近は「海や川は危険だから水遊びはさせたくない」とおっしゃる方もいます。子どもが小さいうちは親がついていればいいですが、そのうち子どもたちだけで遊ぶようになります。そうなったときのためにも、「危険だからさせない」のではなく「どうしたらより安全に遊べるか」を教えてほしいと思います。