秋も蚊は活動中!子供が刺されないように対策しよう!

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そろそろ蚊取り用品も片付けようかな~。

虫よけももう必要ないわね。

ちょっと待ってください!まだ蚊はいなくなっていないんです!!

秋も蚊にさされます。かまれます。

涼しくなっても引き続きお子さまへの対策を続けることをおすすめします。



●私たちの周りにいる蚊って?

日本に生息する蚊のうち、私たちが普段刺されるのはヒトスジシマカ・アカイエカ・チカイエカ。

ヤブ蚊といわれるヒトスジシマカは屋外で活動します。活動時間はお昼~夕方。

アカイエカ・チカイエカは屋内を好むようで夜行性。
夜寝ている時に耳元で「ぷ~ん」と音を立てて飛んでいるのはたいていこのイエカなんだそうです。

●なぜ秋も蚊がいるの?

ヒトスジシマカは25~30℃くらいの気温で活動が活発になり、イエカが活発になるのは25℃。

注目すべき点として、ヒトスジシマカは気温が35℃以上になると死ぬこともあるくらい暑さに弱いのだそう。イエカも30℃くらいになると活動が弱まるとか。

ということは!!
涼しくなって来たな~と感じる夏の終わりこそ、蚊が最も喜ぶ時期だったりするんですね。

●蚊にさされると・・・

あの痒みだけでも不快なんですが、怖いのは感染症。

デング熱のウイルスを媒介するのはヒトスジシマカ。
日本脳炎やフィラリアはイエカが媒介。

“昔の話”“日本は大丈夫”と安心は出来ないと2014年の代々木公園デング熱ニュースを見て感じた人は多いと思います。

乳幼児は掻きむしりによる“とびひ”の心配も。

あらためて蚊に刺されない対策を見てみましょう。

●蚊を寄せ付けない

蚊は水のあるところに卵を産み付けます。
家の周りに水が溜まっているものが無いかチェックしましょう。
放置タイヤの内側、植木鉢の受け皿、子供の遊具に雨水が溜まったままになっていませんか?
大変ですが草取りもしっかりやっておきましょう。

虫よけスプレーなどを赤ちゃんに使うときの注意点ですが、ディートという成分が使用されていないものを選んでください。

レモンユーカリやレモングラスのエッセンシャルオイルを虫よけとしてスプレーするのも効果があるそうです。

肌に直接つけるのが心配な場合、ベビーカーや抱っこ紐などにスプレーする商品もあります。

●それでも刺されたら・・・

冷たいお水で流しましょう。
刺された部分を冷やすと、痒みより冷たさを脳が優先して感じ取るのだそうです。

また、痒みの原因の成分は酸性なので、アルカリ性の石鹸で洗えば痒みが中和されます。

興味深いことに、痒みは外気と触れなくすると感じなくなるのだとか。
屋外にいて塗り薬が無いときは絆創膏を貼ってあげれば痒みはおさまり掻きむしるのを防いであげることもできますね。

イエカは成虫のまま冬を過ごすこともあるそうなので、春夏秋と長い期間注意が必要なんですね。

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